過去に部活を民間にというアイディアについての記事はいくつか載せました。
一番下の記事は2016年のものです。
さて、この度、こんなニュースが出ました。
中体連、少子化に対応 民間団体所属で全中出場も | 共同通信
日本中学校体育連盟(中体連)が2023年度から、全国中学校体育大会(全中)に総合型地域スポーツクラブなど民間団体に所属する選手が出場できるように参加資格の変更を検討していることが9日、中体連への取材で分かった。詳細を詰め、今年6月の正式決定を目指すという。
読売新聞にも詳細が出ています。
全中に民間クラブ 容認…23年度から 中体連、要件緩和へ : その他 : スポーツ : ニュース : 読売新聞オンライン(会員限定の記事につき、引用は差し控えます。)
部活動とその大会の問題はいくつもありますが、中体連・高体連などはあくまで任意団体にも関わらず、その運営を教員が担っていることにあります。そして、そのトップにはどこかの校長が就いていること。つまりズブズブということです。
しかし少子化とスポーツの多様化によって、今までの仕組みが破たんしかけている(している?)ことに気付いたのでしょう、ようやく。このままではマズイ、と。
部活を外部へ! にも書きましたが、既にJリーグが取り入れているような仕組みを、各競技団体が行えばなんてことはないわけです。それに学校の外にある #部活動 の受け皿 でも書いたように、小中では外部で育てた選手をわざわざ中学校や高校に引き渡す必要はないわけで、いわゆるU-17(18)になるまで囲うことができるのも、この仕組みの大きなメリットとなるはずです。
学校とズブズブの体育連盟は、この際潔く身を引き、おとなしく大会党運営の身柄を各競技団体に全権移譲することを求めたいと思います。
これによって
地域の指導者もウレシイ、
部活を強制的にやらされている教員にとってもウレシイ、
好きなスポーツを好きな指導者に指導してもらう子どもにとってもウレシイ、
部活だけ教員(BDK)も居場所をなくして退職してくれれば学校運営にもウレシイ
とイイことづくめです。ぜひ早急に取り組んで頂きたいと思います。この調子で高体連や高野連の扉もこじ開けてくれればいいのですが。
○ネッセに外部委託をしようで書いたように完全に業者にやらせるのもいいですね。素晴らしいビジネスが生まれますよ!
え?部活を指導するのが夢で教員になったですって?あぁ…夢は寝てから見てください。教員は「教科で」採用されるものですよ。どうしても指導がしたければご自身でクラブなどを立ち上げましょう。