昨年末に報道されたのが「サポート施設での学習支援をしていなかった問題」です。
よくこの元生徒の保護者は提訴に踏み切ったと思いますよ。
自分の子どもが○○だけ出来ればいいと思っている、子どもをペット扱いしている親とは違います。
この神村学園というのは女子のサッカーも強豪のようで、毎年のように全国大会に名を連ねていますね。
ちなみにこの学校の広域通信制のページの「充実のスポーツコース」のリンクがあるのですが、一向にページが開けません。それはそうでしょう。こんな問題も出てきているのですから。
もう何のための学校か分からん…。さらに衝撃を与えたのは
ほとんど奴隷、非常食かと思いました。
もっとも、保護者にしてみれば、全寮制の学校に入れた子どもは見方を変えれば人質みたいなものなんでしょうけど。
特に最初に挙げた学習サポートをさせていない件、通信制にあって(行う前提で入学させて)それを行わないのは、詐欺行為とも言えるでしょう。また部活がメインで勉強は二の次、言い方を変えればどうでもいいと思っていたフシもあります。
もしもこれがイカンとするならば、少なくとも義務教育後の教育機関では部活動を廃止し、高校などに進む者と就職する者、そして上記のようなスポーツなどに打ち込む「だけ」の者に分けた方がいいでしょう。もっとも勉強も就職もしないでスポーツということはある意味「職業スポーツ」と言えなくもありませんが。
そうすれば進学のための中学校での部活の過熱っぷりは収まるでしょう。高校以上で部活が無ければ、調査書や進学のために部活だけに夢中になる必要はなくなります。職業スポーツの道を歩むには中学の先生の指導では足りないですし、そもそも学校の先生はスポーツ指導の専門家ではありませんからね。
オリンピックイヤーだからこそ、学校部活動の健全化(≒廃止)を訴えたいところです。