4年前、こんな記事を書きました。
#高体連 による搾取(カツアゲ)が始まった! --- #部活動問題 - お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!
その時の主題は「高体連が基金という名の下に高校生からも金を巻き上げている」というものでした。
あれから4年(当たり前)…どのくらい集まったでしょうか。高体連のサイトを見てみましょう。
一応、集まった金額のスクショを。
桁が一つ違いますね。まずこれが世間の高体連やインターハイに対する評価だと考えてもらうのが一番かと思います。これはいわばクラウドファンディングですから、インターハイに対しては多くの人が望んだわけではないということを意味します。
新型コロナウイルスの影響で、選抜高校野球が、中学生の全国大会(全中)が中止になりました。私の県も5月の末までは高体連の大会は中止とのお達しが来ていました。そう考えれば、スケジュール的に結果は見えていたとも言えます。
ここまでくれば、もう次は国体及び夏の甲子園が無くなるだけになります。英断をしたならば、私は在宅勤務をしている自室で拍手を送りたいと思います。
この手の大会が無くなって困るのは、部活だけが生き甲斐の「部活だけ教員(BDK)」と勉学などそっちのけで部活の実績のみで進学した高校生くらいでしょう。確かに居た堪れない気持ちも分からなくもないですが、利口な高校生は分かっています。と言うか、BDKより高校生の方が利口だわ。
ただ、お利口ではない、感情を出すしかない高校生と思しきツイが流れているのも事実ですね。でも私はそれを見て思っているのです。
新型の感染症なめんな!
君らが罹らなかったって、それを持ち帰ったら完全に日本国中がパンデミックだからな!
ってことです。
失礼…取り乱しました。まぁ百歩譲って子どもが「インターハイがなくなっちゃうよ~!」と泣き叫んでもいいと思います、子どもだし。でも大人はダメでしょう。大人は冷静に現状を把握して子どもらを見守るべきではないかと思いますよ。
さて、この流れはまた、一気に学校における部活動を全廃する流れに出来るものです。5月いっぱいまでの休校を発表する都道府県もあり、年度のうち2割弱が失われたという見方ができます。すると学校行事もそうですが、「これって実は要らないんじゃない?」というものが見えてくるはずです。(学校行事についてはここでは触れません。)
特にお子様をお持ちの先生は自分の子どもと遊ぶ時間のなんと尊いことか!と感じられている…はず。それでなくても部活動に関する問題、ツッコミ、住民からの苦情などは既に出尽くしています。
そもそも皆さんがおっしゃっているように部活動の制度そのものが矛盾しかないということですから、部活、残さなくていいんじゃね?という流れになっても何ら不思議はありません。というか、しましょう。
国体にせよ、インターハイにせよ、甲子園にせよ、確かにそれぞれの主催団体のサイトには、それはそれは高尚な理念が掲げられていますよ。しかし既にそれは過去のもの。一部の馬○指導者はそんなもの考えたこともなく、自らの栄光のために児童虐待とも言えることを全国津々浦々でやっています。それも教育者の皮を被って。これはいけません。
高体連も「高等学校に係る体育・スポーツ活動の振興を図り、もって高等学校生徒の健全な発達を図ることを目的とする」とあります。しかしこれだけ全国にスポーツクラブが出来、団体もJリーグをはじめとする団体がスポンサーを募って運営するという業態が出来つつある今、高体連などの団体の存在意義は既に薄れつつあると言っても過言ではありません。
それに、スポーツには心身の鍛錬という意味合いがあることは認めますが、過ぎたるは猶及ばざるが如しだということ、そしてもう一つの意味合いとして「楽しむ」という要素が存分に含まれているはずです。後者の意味合いなくしてはスポーツとは呼ばず、単なる軍事訓練めいたものになってしまうのです。ぜひともこの機会に、国体・インターハイ・全中・甲子園大会を全て消滅させ、それを目的とする全国にある部活動も一緒になくなることを期待します。そして本当の意味でスポーツがみんなのものになりますように。
部活は外部に!
必要な人が必要なお金を出して、適切な指導を受けて楽しめるものに!
ところで高体連は、集めた基金は当然返すんですよね?だって2020年インターハイのための基金ですから、中止になったらその意義は消えたわけで。