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現実を知ろう、球児は甲子園を目指しているか?

夏の甲子園が中止になり、代わりに甲子園球場阪神球団が「良かれ」と思って全国の球児に送った「甲子園の土」ですが。

 

球児に贈った「甲子園の土キーホルダー」がフリマ出品、5000~1万円の値(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 阪神甲子園球場が協力し、日本高野連に加盟している野球部と軟式・硬式女子野球部の3年生に贈った「甲子園の土キーホルダー」が、フリマアプリに出品されている。

 約5万個を製作し、先月31日から対象校へ発送したもの。5000円~1万円ほどで出品されている。

 

もちろん、人の善意を単純にカネに変える行為自体は褒められるものではありません。しかし、世間の大人たちは高校球児に対して過剰に美化したイメージを持っていることが浮き彫りになったのではないでしょうか。つまり、例えば「高校球児なら甲子園を目指すのは当たり前」という高校球児像を勝手に作り上げていたということです。

 

しかし現実は、野球人口は右肩下がり、強豪校はどこからともなく生徒を集め、潤沢な資金を持っている私学はプロ並みの設備を持っている。片や野球をしたい生徒が集まらない学校はチームすら作れず、2校3校…場合によっては5校連合というほとんどチームとしての体をなしていないチームを作って大会に出ています。これほど環境が違うチーム同士が同じ土俵で戦うなんていじめ以外の何物でもありません

 

そんな中、恵まれない学校に進学し、それでも野球がやりたいと思った生徒が、本気で甲子園を目指すものなのでしょうか。むしろ野球が出来ればそれで良いと思っていると考えるのが真っ当ではないかと思うのですが。

 

そんな「別に甲子園なんて目指してねーし」という球児の元に甲子園の土だけが届きました。彼らにとっては何の感慨も無かったのでしょう。むしろ、どういう層に売れるのかは分かりませんが、要らないけど捨てるのが勿体ないからメルカリ等に出せば誰か買うんじゃね?という発想になるのは容易に想像がつきます。

 

しかもその裏で、選抜に出るはずだった学校を集めて大会をやるわ、中止になったはずの地方大会が開かれるわ…もうワケが分かりません。なんだよ、感染防止のために中止になったんじゃないのかよ?!と疑問に思う高校生がいても不思議ではありません。またじゃあ何のためにやるんだ?やはり顧問やら高校野球狂と呼ばれるオヤジどものためにやるのか?と思われても仕方がないのではないかと思います。

(そして、報道では美辞麗句が並べられるという気持ち悪さ…。)

 

そう考えれば、阪神関係者には申し訳ないですが、世間にこういう高校生の気持ちを伝えるうえで、土の転売はせめてもの手段だとも感じます。

 

部活動(野球)で人格形成とか…(笑)

 

ハッキリ言ってね…もう古いんですよ。部活という制度と言うか発想が。上述したように、不公平過ぎるチームが対戦するとか萎えるでしょ。(ここからは若干言いがかり)だいたい球児って何だよ?って思います。サッカーしている生徒は球児じゃねーのか?とか。

 

もうね、中体連も高体連高野連もいっぺん全部ぶっ潰しましょう。それでそれぞれの競技団体が年齢問わずに大会でも何でも開いたらいいんですよ。その方がスポーツが楽しいものになると思いますよ。