2年前に『顧問が付いているいないの問題ではない』 というブログを書きました。ハンマー投げのハンマーがサッカー部の生徒に当たったという事故があり、それを書いたわけです。
まさか、全く同様の事故が起こるなんて誰が想像したでしょうか?
岩手県立盛岡農業高校で16日、男子生徒2人が陸上競技用のハンマー(重さ約6キロ)に当たってけがをした事故で、ハンマーは陸上部の男子生徒が投げ、事故当時、同部の顧問が職員会議のためにグラウンドにいなかったことが、同校への取材でわかった。県教育委員会は管理体制に問題がなかったか調べている。
同校によると、事故は16日午後4時半頃に発生。同校グラウンドで陸上部の2年の男子生徒(17)が練習中に投げたハンマーが、隣接するテニスコートのフェンス(高さ約2メートル)を飛び越え、コート内で会話をしていたソフトテニス部の2年の男子生徒2人に当たったという。鉄球部分が顔に直撃した生徒(16)は、搬送時は意識不明で現在も入院中。鎖などの金具が当たった生徒(17)は軽傷で退院した。
奇しくもハンマー投げの金メダリスト・室伏広治がスポーツ庁の長官に任命されるタイミングですわ。
話をしていてハンマーが飛んで来たら、そりゃ避けきれないでしょ!投てき周りにも7~8mのフェンスがあったってねぇ…。フェンスがあるとか、顧問が不在とか、そういう問題じゃないんですよね。
単純に時間帯で競技を分ければいいんじゃないですかね?と思うのは私だけですかね?せめて投てきの時間帯は他の種目やら部活はやらない、とか。そうすれば顧問の在・不在に関わらず、少しはリスクが避けられるではないかと思うのですがね。
それに、2年前にあれだけの大事故が起こっているのに、やはり「自分の所は関係ない」と高をくくっていたのでしょうか。そうだとしたら、学校及び顧問の怠慢としか言いようがありませんね。
鉄球が当たった生徒は意識不明とのことですが、とにかく今は回復を強く願います。
と同時に…この高校の管理職及び指示した顧問は厳罰に処すべきでしょう。もちろん今後、同様の事故が起きないように見せしめにするくらいの罰が必要かと思います。
同時に、文科省はこの件を重大に受け止め、「2022年に外部化」とかユルい事を言っていないで、サッサと「部活動の廃止」という文書を出すくらいのことをした方がいいと思いますね。やはりいっぺん部活動はリセットしないと変わらない。これ以上、罪もない生徒諸君が(本当の意味で)犠牲になるのを見ているわけにはいかないのです。ここで文科省・文科相がどこを見て仕事をしているのかが分かると思います。