お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

顧問が付いているいないの問題ではない

職場のグラウンドを改めて眺めてみた。
野球部とサッカー部が同じグラウンドで練習をしている。
もちろん防球ネットなどは…残念ながら無い

つまり、もし野球のボール(硬球)、しかもライナー性の当たりが何かの間違いでサッカー部の方に飛んで来ようもんなら、確実にサッカー部の生徒が怪我をする。胸なら心細動が起きるだろうし、頭なら死ぬかも知れない。

ではこういう状況で顧問などの大人がいたら…何の役にも立たない。
せいぜい心停止した時にAEDが使えるくらいか。



痛ましい…。

例えば弓道などは、必ず弓を引く前に誰も射場に居ないことを確認してから射る。
刺さったら命の危険があるからだ。
しかも矢の軌道の両側も壁になっているので、他競技よりも危険性は少ないと思われる。
まさか矢が逆走(?)してくるわけもないし。

しかし陸上の投てきはどうだろう?
何かの間違いで予測しない軌道を描くことはあるのではないだろうか。
そして上記の事故はその「予測外」のことが起きてしまったということではなかろうか。

体育館の場合は、明らかに別種目の競技はネットなどで仕切る。
しかしグラウンドの場合、そうでない学校も多いのではないだろうか?
そしてそれにも関わらず一緒に、まるで芋洗いのプールのように一緒に練習している。当たり前のように。

そんな不自然な「当たり前」の環境下で起きてしまったのがこの事故ではなかろうか。

また多くの報道が

「顧問不在」

と大きく取り上げていることには、報道機関が学校に関して批判する割には何一つ分かっていないことが分かる。
授業が終わったら生徒と一緒にサッサと部活に出ていると思っているのだろうか?
多くの教師が授業で扱った小テストなどの処理、翌日の準備、授業とは無関係の事務作業をしているetc.なんてことは夢にも思わないのだろう。むしろ最初から最後まで付きっきりでいられることの方が少ないのが現実なのに。

先生の労働問題もさることながら、何人子どもを殺したら部活動問題は解決するのだろうか。
これで責任を取っていると言えるだろうか。
それでも保護者の皆さんは、毎日毎日部活をやれと言うのだろうか。
そこまで子どもの命を賭ける意味とは何なのだろうか。

もう、部活動は学校から切り離して外部へ!!!


*追記*
実は一番心配なのは、ハンマーを投げていた生徒だ。
「事故」とは言え、自分の学校の後輩を殺めてしまったことには変わらないからだ。
学校の姿勢、過失については管理職及び部活だけ教員が泣き叫んで土下座するまで糾弾すべきだが、同時に当該元陸上部員やその場に居合わせた生徒の心のケアを十二分に行なって欲しいと心から願うものである。