お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

表舞台に立たない部員の立場 #部活動

小学生の頃、スポ少に入っていた。
そこはいわゆる「勝利至上主義」のクラブだった。
野球好きの少年を引き抜いてサッカーをやらせていた。
月会費を同額払うけど、実際に試合に出るのは決まった子。
他の子は休みなのに朝の早よから出掛けて行って、応援して帰って来る。

正直バカバカしかった。

選手の親はと言うと、他にやることも希望もないのだろう。
子どものために、そして交代で監督のために弁当を作り、車を出して引率する。
私は子どもながらに馬鹿じゃなかろうか、なんて思っていたが、今でも奴らは馬鹿だと思っている。
一度私の親も車を出したが、どうして選手でもない子どもの親が朝から車を出して、何も見ずに帰って来るんだ?とぼやいていた。
そりゃそうだよな。

さて、時は流れて自分は指導者の立場になり、部活動の問題を考えるようになった。
生徒を大会や練習試合に引率する立場になった。
練習試合なら、ほぼ全員に試合をするチャンスがある。ただ補欠の子は数は少ない。
公式の大会では限られた子しか試合に出れない。他の子は審判したり応援するだけ

もちろん少しでも出る可能性を高めるために練習しよう!と叱咤激励が出来ないわけではない。
しかし、経験値の差は簡単に埋められるはずもなく、そうするとブラック企業よろしく練習に励まなくてはならない。
かくして多くの子たちは休みごとにある練習試合やら大会へ応援だけのために早起きをする。

保護者が場合によってはいつもより早起きをしてお弁当を作り、
生徒(補欠の子)はそのお弁当を持って試合会場に行き、
応援して、審判して、ちょっとだけ気持ち程度の試合同じような境遇の子とやらせてもらって、
一日が終わる。

能力に差がある、それは分かる。
だけど機会に差を設けていいのだろうか?それで教育と言えるのだろうか?

私だったら、努力はするけれど、結果が出なそうだったら辞める。
ある程度やってみれば、自分がどの程度か、人とどの程度離れているか分かるものだから。
それより自分の好きなペースでその競技を続けたり、他に興味があれば興味の赴くままに手を出すのもいい。
少なくとも意味のないような休日を過ごさせるのだけはゴメンだ、と思う。

出来るだけどの子にも、少なくとも公式戦以外は機会を与えるべきなのだろう。
じゃあ公式戦は?となると口ごもってしまうのも確か。
やはり部活動で抱え込むのは無理がある。
「楽しむためにやる」と「アスリートのようにやる」は同居できない。方向性は顧問次第だから。
やはり海外のように学校外での活動を盛んにしないといけないのではないかと思う。