#部活動 顧問の引き受け方

学校において部活動を行うには、次の２通りからである。

1.生徒が部活動を行いたいので、お忙しいとは思いませんが先生、顧問を引き受けては頂けませんでしょうか？
2.私は趣味で○○をやっているんだけど、生徒諸君、一緒にやらない？

しかし、教師多忙の昨今、2.のケースは恒常的な部活動の形態にするには非現実的であろう。そうなれば1.のケースに自ずと決まってくる。

大事なことなのでもう一度。部活は教育課程外の活動であり、生徒の自主的活動であるということ。

さて、そんな恭しく頼んでくる生徒もいないと思うが、もし頼まれたら次のことをしっかり徹底し、約束させる必要がある。

1.私たちの勤務時間はあくまで8:30～17:00（学校によって異なる）である。よってそれ以外の時間は活動しない。教師の仕事はボランティアではない。
2.土日祝日は私たちの休業日である。従って、そのような日は実施しない。
3.指導はしない。あくまで教師は教科指導の専門家である。教育課程外の活動のために、本業に支障を来すリスクは負うべきではない。
4.時間外も実施したい、あるいはちゃんとした指導を受けたいというのなら、自分たちで場所なり指導者を探すこと。もちろんそれに掛かる費用は自己負担である。
5.上記のことによる生徒及び保護者からのクレームは一切受け付けない。もしもクレームをつけるのなら、関係法令を熟読し、納得のいく説明が出来るようになってからすること。

若干ケンカ腰ではあるが（笑）、このくらいのことを言ってやらないと、教員が疲弊する…ような気がする。
ま、理想ですけどね。
一番の理想は、欧米のように部活動という存在が消滅することですが。