部活（特に運動部）をやっていると練習試合などをすることもあります。いわゆる「強豪校」と呼ばれる学校では遠方に遠征に行くこともしばしば。
「JR使用」本当は自家用車で生徒引率…42万円余りの旅費を不正取得した50代の高校教諭2人を停職処分、ETC利用記録も改ざん（高知）（テレビ高知） - Yahoo!ニュース
概要は
県教育委員会によりますと2人は2019年度から2022年度にかけて、部活動で生徒を引率する際、実際は自家用車を使用したにもかかわらずJRを使用したと偽って合わせて42万円余りの旅費を不正に取得していました。
いわゆる出張費を盛ったわけですね。完全に詐欺行為ですから、停職は甘過ぎますね。生徒をしばいたなら痛いのは生徒だけですが（でももちろん体罰だからダメです）、旅費は県民の税金ですから、いわば「泥棒行為」です。厳罰に処するべきでしょう。
それより気になるのはここ
県教委の調査に対し2人は「取り返しのつかないことをした。反省している」「悪いこととわかっていながら先輩に対して断れなかった自分に失望している」などと話しているということです。
これはどういうことや？説明がないのでよくわかりませんけど、いい年（５０代）したオッサンが先輩だ、後輩だと言ってるんじゃない！と思います。
こんなことになるのは、部活という制度が教員のボランティア（＝タダ働き）に依存しているからに他なりません。詐欺行為を認知された教員を処分したところで、教育委員会は「再発防止に努める」と判で押したコメントをして、各学校にＡ４で一枚の通知を出すだけ（いわゆる「アリバイ」作り）ですから、根本的な再発防止になどなろうはずがありません。
これを解決するには
１．特に地方では電車の方が高いのだから、それなりの費用を教員に出すこと。
２．それが税金で賄えないのなら、サッサと部活動を外部化して、全額保護者負担にすること。
このいずれかしかありません。
