お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

#陸上競技 の砲丸でキャッチボールでもしていたんですか?

何でもかんでも学校(≒教員)に押し付けて、教員採用試験の倍率がフリーフォールの如くダダ下がり。おまけに若年層ほど早期退職を望んでいるとか。まぁ当然ですよね。政治家も市民もここぞとばかりに公務員・教職員を叩いてきた結果です。それがどういう未来を意味しているのかも分からないのであれば、愚民と言われても仕方がないでしょう。

 

私が勤務している学校では、いわゆるマラソン大会が行事から削除されました。校外で安全に実施するためには、人員が明らかに足りないのがその理由です。走者が倒れた時、近くに人がいなければ死亡事故にもつながるからです。健康に良いと言ったって命あってのスポーツですから当然の判断と言えます。

 

さて、GWも終盤に差し掛かりますが、こんな記事を見ました。

陸上の砲丸 中学生の頭に 競技場で練習中に(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース

陸上競技場で砲丸が中学生の頭にあたりけが 鹿沼|NHK 栃木県のニュース

(前略)

鹿沼市教育委員会によりますと、男子生徒は自分が投げ終わった砲丸を拾う際に、ほかの生徒が投げた別の砲丸が当たったとみられるということです。

(後略)

NHKニュースより)

約2週間前の4/23に書いたことをもう一度書きますね。

きっと今回の顧問も、この手の新聞記事や県からの通知を何も読んでいなかったのでしょう。部活ばかりで読み取る力がないのかも知れませんが。

このブログでも上記の記事、そして投てきを学校でやっちゃダメだよ、#部活 自体ダメだけどという記事と結構取り上げています。結構取り上げているということは、結構発生している事故だということです。

 

最初、今日のニュース記事を見たときは、てっきり砲丸でキャッチボールでもしているのかと思いましたよ。だって、人が砲丸を拾っているときにその方向に投げるとかありえないでしょう?ちなみに今日の記事は合同練習会ということですから、教員・生徒が入り乱れていたのかも知れません。

 

とはいえ、そんなものは言い訳にもなりません。なぜならば、スポーツは冒頭でも書いた通り、命あってのもの、安全確保が第一優先だからです。今回の件は被害者が砲丸を拾っているときに投じられた砲丸が頭に当たったということ、つまり誰も拾っているのを確認もしていなければ、投げるのを止める人間もいなかったということです。安全管理に不備があったと言わざるを得ません。

 

幸いこの生徒さんは打撲くらいで済んだものの、当たり所が悪ければ命の危険があるものです。市は判で押したように「再発防止に…」とかほざいていますが、最大の再発防止は中止することです。

 

こういう時になると、いつもは頼みもしないのにしゃしゃり出てくる為末とかはダンマリですかね。もっとも「専門が違う」とか言って卑怯な逃げを打つかも知れませんけど。本当に陸上競技の関係者は、この件に関して拙ブログにコメントをくれませんかね。(まぁこんなブログ、誰も見ていないとは思いますが。)

 

冒頭でマラソン大会の話を書きましたが、説明責任を求められる昨今、顧問が練習を見るのは必須なのでしょう。しかし顧問とは教員、教員の仕事は教科指導なのです。本来は授業の準備、分掌の仕事が優先順位が高いのです。したがって、勤務時間内に事故を未然に防ぐことや事故が無いように立ち会うことは現実的に不可能と言わざるを得ません。言い換えれば、学校教育内に部活動を含めることは既に不可能になっているということです。一秒でも早く、部活動を学校現場からなくすことを求めたい。