お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

#部活 の役割を地域に

部活のメリットとデメリット

メリット:複数の目で一人を見ることができる、活躍の場が増える子もいる、思い出作りになる

※礼儀云々と言う人もいるが、礼儀を身に着けさせるのは本来親の躾の問題であって、それを放棄して他人に任せるべきではない。

デメリット:教員の本来の業務ではない、未経験の競技を押し付けられる(特に若年層や新着任者)、時間的にも金銭的にも犠牲が多い(育児放棄、子育て放棄の保護者には嬉しいのか?)、ボランティアであるにも関わらず犠牲が多いと考える人に押し付ける人間がいる、本来の業務である授業やその準備を潰してしまう、また教科指導力のない教員の逃げ場になっている(そのくせデカい顔をしている)

「知らないことは学べばいい、学ぶ姿勢や一緒に関わる事が大事。」
えぇ分かります。ただしあくまでそれは本業を優先とした上で、ですよね?
時間的にも金銭的にも潰すのであれば、教員としては本末転倒です。
その辺り、保護者も理解しているのでしょうか?
部活を時間外や休日にしない教員を批判するのは自由ですが、するならするで関係法規やら中教審答申くらいには目を通してからにして頂きたい!

そもそも、決まりを守りなさいと教えている教員が、実は法律を守らずにいる、答申に従わないでいる。
その事実を、部活を無料の託児所代わりや無料のスポーツ選手養成所の下部組織と考えている人々はどう考えているのか。

部活をなくす

まず、諸悪の根源である中体連と高体連高野連を解体する。
そうすれば全中やインターハイは自ずとなくなることになる。
このことによって、部活そのものの意義が消滅する。

インターハイはお盆前、お盆明けには次の予選がある。部活三昧です(苦笑)。
そりゃ教師だから授業なくても出勤して次学期の準備をします。
しかし私みたいに英語の教師は、こういうまとまって授業がない時期だからこそ海外で見聞を広めたりして、世界の人とコミュニケーションをして授業に生かしたいと切に考えているのです。ただ文法を教えて、日本語に置き換えて、穴埋めして、並べ替えて…じゃなくて、生のコミュニケーションを英語圏・非英語圏に関わらずして、授業に還元したいと考えるのはいけないことなのでしょうか?
部活をするとそんなことも容易ではありません。つまり部活は暗黙のうちに授業より重要だと言われているのと同じですよ?
あなたの子供が授業よりも部活のことばかり考えている教師に、結果としてショボくてツマラナイ授業を受けさせられても平気なのですか?
そしてそれは仕方がないことなのだと是認するのですか?

大会を目指したい、いろんなスポーツ(あるいは文化的活動)に取り組みたい、仲間を作りたい、今の部活に求められているものは人によって違うはず。にも関わらずひたすら勝利を目指す、学校に囲い込んで外で悪さをしないようにする、etc.と学校単位で目的が違う。だから入学した学校が自分の目的と異なる場合、あるいはそのつもりで入ったにも関わらず教員の人事異動で方針が変わった場合は悲惨である。

また大会に出る=学校で選手登録が必須のために、競技が好きなのに部内の人間関係などで上手くいかなかった場合は競技そのものから足を洗うことになる。

地域に戻す

ではスポーツや文化的活動をするにはどうしたらいいのだろうか?
総合型地域スポーツクラブのようなものを早急に発展させることで、今の部活の役割はしっかり地域に移行できる。

部活は消滅したのだから、スポーツなどを教えたい教員はもちろんのこと、地域の指導したい大人も参加出来ることになる。
教員は定時帰りだと部活をしている先生に後ろめたさを感じながら帰ることもなく帰宅できる。
クラブで教える人は地域に貢献するという名目があるので、定時帰りはむしろ褒められるだろう。
必ず活動日に行かなければならないのではなく、参加日も参加種目も、誰にも拘束されず、日によって自分で自由に選ぶことが出来る
また指導者はいろんなレベルや目的を持った子供たちに適切な指導が出来るのが条件である。
勝利至上主義、人権無視、セクハラ、恫喝などをすれば、自ずと地域から排除されるだろう。

活動は大人(サラリーマン)が仕事を終わってから出来る7時頃~が妥当か。
学校や公共施設はこういう活動をしっかりバックアップすることとする。
と言っても、学校を使う場合、教員が番をすると言うよりは、使用者の責任でその時間の管理をする。
(筆者が使わせていただいている小学校はこの方式)
また、サービスを受ける以上、会員は相応の会費を払うが基本的には消耗品と掛け捨ての保険に充てる。
指導者は好きでやるわけだから、基本はボランティアである。

大会の代わり

ガチで大会での勝ちにこだわった人はどこに属すか?それは同じように地域のクラブでいいのだ。
今は学校単位で、部活に所属していなければ基本は登録が出来ないことが多い。
だからどの競技も個人登録基本とする。そうすれば所属したクラブが合わなくても移籍が簡単である。
(もっとも練習参加は自由だから、いつでも、どのクラブで活動しても自由なのだ。)

今でも水泳とかは年齢別の大会をしていたり、中学生のリトルリーグなんかは今でも学校は関係ない。
サッカーのJリーグをトップとしたユースなどの下部組織も同様だ。
ということは、他の競技も同様に出来ないわけではない。だから全部の活動でそうしてしまえばいいのだ。
何も部活こだわる理由は全くないことが分かる。

もちろんそれは全て、好きでやっているボランティアが運営する。実費は協賛金でも集めればよいのではないだろうか。
平日に行われ、学校を休むことになっても、それは学校とは関係なく休むのだから欠課である
(好きでやっているわけだし、学校関係ではないのだから当然である。これが許されるのなら、好きで芸能活動していても公欠扱いでもよいことになってしまう。)

ほら、学校の仕事が一つ減らせた。困るのは、部活で「しか」成果を上げられないくせにデカい顔をして、肝心の教科指導はイマイチだったり、不足して生徒に憐みの視線で見られている教員くらいだ。
ま、そういう人は自分で私的にクラブを立ち上げて、その「実力」で稼げばいいのではないか?
本当に「実力」があればついてくると思う。