お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

#部活動 大好き!の落とし穴

高校の中で公立でも、近年は「特色化」を求められている。
しかし、たいていのところは「(基礎)学力」「行事」そして「部活動が盛ん」である。
特色化も何も…。

かつて、「部活動加入を3年間必須とする」学校にいたことがある。
当然、それがウリなので受験生も部活を楽しみにやってくる。

教員の悲劇
そんな学校に集まる教員は、当然「部活大好き教員」が大多数である。
運動部も文化部も、そういうコネでもあるのだろうか、必ず「専門家」が一人は来るのである。
問題は、そこに付き合わされる副顧問である。
もちろん同じ大好き人間なら問題はない。(100%無いわけではないが)
しかしそうでない場合が多いのだ。

遅くまでの練習、土日もグラウンド、体育館をしっかり2~3交代で回して利用。
県大会はどの部も進出するので、平日に居ない日が多い。
授業したくても大会、授業したくても生徒が多く公欠。
マシな授業をしたくても各方面から人材不足である。
そしてそこまで熱心ではない人が着任したりすると、もう断れないし、ダメ呼ばわりである。

生徒の悲劇
そんなわけで、生徒も部活をやりたくて入学してくる。
しかし所詮は人間がやるものだ、必ずしも順風満帆にはいかない。
人生、どこに地雷が埋まっているかわからないものだ。

多いのは顧問との不調和、うまくいかないのだ。
野球やサッカー、女子ならバレーとかバスケ、これらはだいたい小学校の頃から結構熱心に取り組んでいる競技であろう。
10年弱、休みをつぶして取り組んできたスポーツ、(これはこれで問題だが…)
プロや実業団にでも行かない限り、高校の部活はおそらく集大成に近いのではないか。
そのまさに「総仕上げ」のところで、顧問と合わないとなればこんなに悲惨なものはない。

かくして「部活必須高校」に入った彼/彼女は、その部に留まれることは出来ず退部し、別の(多くは文化部)に入部。
不本意な高校生活、不本意な総仕上げをすることになる。

人格形成だの、人間教育だのキレイごとをこいている場合ではない。
もちろんこれは極端な例だが、同様なことは他でも起きている。