お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

本当は #部活動 にいくらかかる?

ネットでも話題になる中、毎日新聞が社説にこの問題を取り上げた。
視点 部活動の顧問

ではそもそも、本来部活動の顧問という「仕事」にはいくらかかるか考えてみよう。
ちなみに私が住む県の小~高の大卒初任給は\224,000である。(特別支援は除く)

月20日勤務だとして、224,000÷20=¥11,200
一日7時間45分勤務なので 11,200÷=¥1,445(これが時給;小数点以下切り捨て)

平日に2時間(19時まで)指導すると、1,445×2×1.25(超過勤務分)=¥3,612

週休日は3時間を超える(=3時間1分以上。だが実際は4時間で活動を組んでいることが多い)

4時間で考えたとすると、
1,445×4×1.35(休日勤務は35%増)=¥7,803
(週休日の手当には交通費が現状では含まれている。通勤手当は平日分の20日で出ているのに、フザケた話だ。)

無論、これは初任給(新卒1年目)で計算したので、年齢が上がれば上がる。
だが、現状では平日の残業はタダ、休日は¥3,000が一律出るのみである。

ちなみに、上記の計算で週3日、土日は休みなく部活を実施した場合は
(平日)3,612×3×4=¥43,344
(休日)7,803×2×4=¥62,424

合わせて¥105,768になる!!

クドいようだが、これは新卒者の値段、つまり最低ラインだ。

ちなみに現状は平日の\43,344がピンハネされて無料
休日は\3,000なので、\59,424がピンハネされている状態である。
(さらに、私みたいに公認指導員資格(日本体育協会サイトへ)を持っていてもまったく意味がない。日体協は取得を促したいらしいがね。取りに行く暇もほとんどの人はないはずだ。取得&維持するのも金掛かるし、自腹だし。)

つまり、行政(と部活に子どもを丸投げしている保護者)は本来支払うべきものを払うことなく、何かあった時に責任だけおっ被せていたわけである。(部活事故逆転勝訴 両親「学校は安全な場所であるべき」

学校の部活動を現場、保護者がしっかり考え直すべきであろう。
まず、公立学校が労働基準を守っていない辺りが大きな間違いなのだから。

私は学校が地域の教育の中枢にあることは認める。
だが、何でもかんでも、ただでさえしょーもない仕事が増えている現状にも関わらず、押し付け過ぎではないですか?ということ。
だとしたら、そもそも正式な職務として認められていない部活動を見直して、地域にその場を移して周りの大人に助けてもらうのも手だと思う。(以前の記事参照)
それでも学校でというのなら、それは正規の仕事なのだから然るべき手当を付けるべきだろうと思うのです。