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学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

分かれ!#部活動 の狂気は幼少期から

実家の前のお嬢さんは幼稚園の頃からピアノを習っていた。
10年近くやっていただろうか、ちっとも上手くなる気配がない
夏休みなどはゆっくり寝ていたくても、ジャイアン並の演奏が朝っぱらから聞こえてきたものだった。
小節の途中で音が途切れるので、結局何の曲を演奏しているのか分からない。
要は「音楽のセンスがない」のだった。

今、五郎丸選手の影響もあってか、ラグビーがブームになりつつある。
ソチ五輪の後は羽生くんやらの活躍の影響でスケートがブームになったとかならなかったとか。
もっともフィギュアスケートは衣装やら何やらで鬼のように金が掛かるから、出来る人を選ぶ競技だが…。

子どものうちから様々な競技やら芸事を経験させることは大変意義のあることだと思う。
自分が子どもがいたら、おそらく興味を惹かれたものをやらせたいと言う気持ちになるだろう。
しかし、それに「親の方が」熱を入れ過ぎちゃうのはどうかと思っている。

子どもの興味が長続きするというのはそうそうあるものではない。
おもちゃだってTVだって遊びだって、すぐに飽きてしまうではないか。
だからスポーツや芸事だって同じである。彼らにとって運動と遊びに価値の軽重はない。
にも拘らず、一人だけお熱がエスカレートしちゃう親たち。果ては松井かイチローか、とか思っているのだろうか。

残念だけど、多くはそうはならない。
何にせよ半年くらいやらせれば、どの程度の力があるか分かりそうなものだ。
学校に行ってりゃ、体育で真ん中程度にいる子どもが、突然何かでトップクラスになるなんてあり得ない。
冷静な判断が出来る大人ならそのくらい分かりそうなものなのだが…。

で、そんなことに気付かないで中高生になっても同じ熱量で応援しちゃう親がいる。
弁当作って試合会場まで馳せ参じ、おまけに他の父兄とお揃いのTシャツまで着ちゃう有様。
もうトチ狂っているとしか思えない。傍で見ている方が恥ずかしくなってくる。
(で、こういうことをやっている学校は大抵DQNである。)

芸事はせめて「経験させる」くらいに留めておかないと、留まるところを知らない状態になる。
特に運動関係ならば体力づくりや運動神経の発達補助に留めるべきだろう。
でないと、向いていないのに期待に応えようとして、その我慢がプッツリ切れてしまったら感謝どころか、親に恨みを持つようになるかも知れない。

過ぎたるは猶及ばざるが如し、ほどほどに。
体力をつけ、それをしっかり生きて行くための勉強に生かす方向に向けるのがベストなのだろうと思う。