以前、やはりロクでもない学校における吹奏楽部でも話題に上った船橋市立船橋高等学校の部活動について。今度は顧問の逮捕と相成りました。
市立船橋高校の男子バレー部顧問を逮捕、部員に暴力疑い : 読売新聞
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部員の男子生徒の頭髪をわしづかみにして引きずったほか、至近距離からバレーボールを顔面に数回投げつけるなどの暴行を加えた疑い。同署は認否を明らかにしていない。
男は、練習中に生徒がミスをしたことに怒り、服を上半身脱がせた状態で暴行に及んだという。昨年１１月２０日、生徒の関係者から被害の届け出があり、同署が捜査していた。
こちらには顧問名も出ています。
市立船橋バレー部顧問を逮捕 “体罰2分間”防犯カメラに 体育館で上半身裸、髪の毛を鷲づかみ 千葉県警（FNNプライムオンライン） - Yahoo!ニュース
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暴行の疑いで逮捕されたのは、市立船橋高校の教師で、男子バレー部顧問の石井利広容疑者（60）。石井容疑者は、けさ、身柄を千葉県警船橋署から検察庁に送られた。警察車両に乗り込む際、石井容疑者は、険しい表情を見せていた。
（中略）
石井容疑者による体罰は、午後6時半ごろから、およそ2分間に渡って続いたが、その様子は、体育館の防犯カメラに捉えられていたという。 市立船橋高校の男子バレー部は全国大会の出場経験も多い名門。石井容疑者は、市立船橋高校に勤務して35年。1985年から、男子バレー部の指導に当たっているという。
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関係者（≒被害者）はさぞかし辛いことでしょう。好きなバレーボールに打ち込みたいだけなのに、こんな屈辱的な仕打ちを受けるのですから。保護者もよくぞ被害届を出してくださいました。
間違いなく余罪があると思います。ぜひこの学校の卒業生で同様の被害を受けた方は訴え出ていただきたいと思います。二度とこの老害（あえてこう呼びますが）を娑婆に出さないようにしなければなりません。
何故この男が３５年も同一校勤務が出来たのか。もちろん部活がらみなのもありますが、市立高校は人事が澱んでいるのかも知れません。この県ではありませんが、私もかつて市立高校に勤めたことがあります。そこでは２０年超えの教員が結構いるんですね。市立高校によっても違うのでしょううが、都道府県からの縛りを受けずに独自予算が取れるので、自由度が高いからということもありましょうし、（今は違いますが）かつては都道府県立よりも給料が良かったとの話も聞きます。様々な理由でこのような長期政権が続いたものと推察されます。
ネットニュースを見ていると芸能人あたりが「昔とは違い、今は厳しい練習をすればいいというものではない」的な発言をしています。彼らの言う「厳しい練習」とは体罰のイメージなのだろうと思います。しかし、厳しい練習とはあくまで「練習」なのであって、そこには選手にボールをぶつけたり、髪の毛をひっつかんで引きずり回すことは含まれていないはずですし、含めてはいかんのです。そんなことを校門の外でやったら、確実に通報されますよ。芸能人には安易に感情論でコメントをしていただきたくないものです。
いずれにせよ、同校の管理職、教育委員会、高体連、そしてバレーボールの競技団体は反省をし、「再発防止に努めます」とかいうお決まりの表現ではなく、
同校の全部活を１年間活動中止にするとか、
バレーボールの全大会を数年間取り止めるとか、
具体的な反省の姿勢を見せるべきです。バレーボールの元選手が「残念だ」とか言ったりツイートしたところで、正直言って何の役にも立ちません。関係者が膿を出し切る覚悟を見せるべきですね。（もっとも関係者そのものが膿ということもあり得ますが…。）そのためには、間接的であれこんな学校のために税金を納めている市民の皆様の声が大事です。
また、同様の被害に遭っている生徒（や保護者の皆さん）は、すぐに被害届を。そういう顧問は自分の栄誉のためにやっているのであって、あなたやあなたのお子様のためではない、決して愛情ではないことを改めて認識してください。
