もし、部活動のための手当が上がったなら…

都内のある中学校が、部活イノベーションとしてプロの指導者にお願いして部活を実施しているとか。
お代は一人１回500円なり。妥当とみるかどうか。

金銭的なことだけ考えれば6人で現状の週休日部活動手当と同額、12人で倍…。
20人で1回の指導につき1万円ですよ。
これでいくと、強豪の野球部やらサッカー部などは…ウハウハです。

教員にこの制度を導入してしまうと、場合によっては基本給を超えてしまうのではないか？
キャスティングボードを握った顧問の力はただでさえ強いのに、そこに金銭という顧問にとっては甘い蜜がちらつく。

だったら成果が見えにくい普通の授業なんてやってらんねーよということになりかねない。

やはりいくら金を積まれても、勤務時間外の部活はすべきではない。
やるなら時間内に出来る趣味のサークル的な自主的活動の部活動に限ることになるのだろう。

もっとも20人部員がいて土曜だけ活動したとして4万円。
それだったらそんな金はいらないから、活動はしない。
その時間があるなら、給料を遣って研修に行ったり本を買って読んだりして授業力の向上に努めるのが教師の努めであろう。

いかんせん、一筋縄ではいかない問題ですな。
生徒・保護者・教員の意識、教員になりたい人の意識と資質、給与体系、…。