お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

#部活動 だけ教員(= #BDK )およびその取り巻きへのFAQ

よく部活動だけ教員&保護者&ガヤが言うお言葉の数々。
他にありましたらコメント欄にアイディア下さい。(編集して改訂します)

Q.教員は「公僕」なのだから休みなく働くべきでは?

A.あなたは「公僕」と「奴隷」の違いが理解出来ていないようです。批判をするのなら、ご自身の言葉に責任を持つべきでしょう。
 確かに公務員はそう呼ばれることがありますが、あくまで労働者であり労基法その他の法律法令などによって働くわけです。無尽蔵に働くために生きてるわけではありません。

Q.部活をやりたい、という生徒の希望は尊重しないのか?

A.では「休みたい」という生徒・先生の立場はどうお考えでしょうか?
 子どもは好きなことに対しては夢中になるものです。場合によってはブレーキが利かなくなります。大人まで「同じ視線」でノンストップでやることに意味も効果もありません。理性と分別のある大人ならば、やり過ぎる傾向の子どもに対してブレーキを掛けるくらいでなければいけないでしょう。

Q.教員になるのだから部活の顧問をするのは当たり前だろう?

A.就職する時に「求人票」を見て労働条件を確認するはずです。もし記載されている以外の業務をやらされたなら、その企業は労働基準監督署に注意されるでしょう。教員の「求人票」にあたるのは「教員採用選考試験要項」です。これは各都道府県などの教育委員会がウェブサイトに載せていますので見て下さい。どこに「部活動」の文言があるでしょうか。しかも平日の勤務時間外の指導は無給です。こういったことは一切要項には書かれていません。従って、勤務時間外の部活動指導は決して「当たり前」ではないのです。
 それにもっと大事なこと、それは教員は教科で採用されているのであって部活は完全なる「オプション」です。それに部活動は教育課程外の活動だという事も付け加えておきます。

Q.教育課程外って言ったって、部活は「教育活動の一環」だろ?

A.おっしゃる通り、「生徒による自主的自立的な」教育活動の一環です。
ちなみにそれが記載されているのは「学習指導要領」というもので、これは「告示」が法的な位置づけです。
それに対して「超勤4項目」は「省令」なので学習指導要領より法的位置づけが上、つまり優先されます。
つまり「教育活動の一環ではあるが、管理職は勤務を強要出来ない」のです。

Q.部活が嫌なら教員辞めれば?

A.困った人ですね。上にもあるように「部活はオプション」です。オプションが嫌だから本業辞めるって、アナタ大丈夫ですか?
 教科指導が本当に嫌になったら辞めますので、お構いなく。それに教員の職務の中心は教科指導を中心とした指導全般です。指導要領読んだことはありますか?部活動の位置づけは「教育の一環」ではあるものの「教育課程外」の活動なのですよ。つまり部活ばかりやっている教員はアルバイトばかりに専念している高校生と変わりません。
 ここまで言えば辞めろと言われる立場の人間はどちらかお分かりですね?
 あなたに「辞めろ」と言われる筋合いはありません。

Q.昔は休みなしでやってきた

A.あぁそうですか。それはお疲れさまでした。でも正直言って…「だから何?」。
 だったらあなたは「昔」のように、トレーニングで休みなく「うさぎ跳び」をやらせますか?そんなバカな指導者はおりません。それともなんですか?休みなくやって全国制覇でも果たしたとでも言うのですか?
 ついでに言えば、昔は「愛のムチ」と称して体罰やりまくり、暴力もありだったようですが、今そんなことをやったらどうなるかお分りですよね?
 昔(≒過去)を全否定しませんが、必ずしも昔の方が良かったわけではありません
 休みなしでやることによる「燃え尽き症候群」や「疲労骨折」についてはどうお考えなんでしょうか?

Q.休んだら「勘」が鈍るから毎日のようにやるべきでは?

A.(笑)…あ、すみません。あまりにも愚かなことをおしゃるので…ぷぷっ。
 まったくおかしな人ですね。それってご自身が「勘」で指導しているから生徒も「勘」が鈍るのですよね?
 しっかりして下さいよ。エラそうなことを言うのですから、ちゃんと指導理論とか運動生理学とか、栄養とか勉強した上で「勘」が、とか言っているならばいいのですが。もっともそういう勉強をしている人は「勘が」とか言いませんよ。きちんと然るべき休息を与えてこそ、最高のパフォーマンスが発揮出来るのですよ。ご存じないですか?
 もちろん競技者としての「勘」について全否定はしませんけど、それなら丸一日みんなで集まってやったり「自主練習」という強制参加を求める必要もありません。各自が好きなところで好きなようにやればいいだけの話です。であれば、学校である必要もなければ教員が付き添う必要もありません。だって「自主」練習なのですから。
 ちゃんと勉強して下さいね。

Q.部活動は「生活指導」の場では?

A.まだそんな前時代的なことを言っている人がいるとは、本当にシーラカンスのような人ですね。
 そもそも生徒/生活指導は全教員で全部の生徒に対してするものなのです。自分のテリトリーだけやっときゃいいっていう狭い範囲のものではありません。廊下のゴミを隣のクラスに押し出して「これは俺が掃除すべきモンじゃねぇ」みたいなことをしないで下さい。
 それにもし質問がその通りならば、甲子園や各競技の強豪校が何かと不祥事で出場停止になったりしているのをどう説明してくれるのでしょう?ちっとも部活が生活指導の場になっていないじゃないですか。どこがどう生徒指導の場になっているか教えて頂きたい。

Q.そんなこと言って、本当は金が欲しいの?

A.勘弁して下さい。お金よりもきちんとした休養を取り、教養も取り、明日の授業への糧にしたいだけです。そのためにブラック企業並の部活動指導は勘弁してくれよ、ということです。
 だいたい、週休日だって3(自治体によっては4)時間超でないと手当は出ませんし、それだって時給換算で各都道府県の最低賃金を下回るのですよ。どこがお金のためになっているのか知りたいです。

Q.顧問やらないなら「顧問費」を返還すべきだ!

A.だーかーらー…(呆)、本当にどこにでも無知な人はいますね。きっと幽霊でも見ているのでしょう。週休日は上述した通りですが、平日は1円たりとも残業代は出ません。大昔の残業時間に合わせた教職調整額というのが支払われてはいますが、これは時間にして1日10分前後の残業代相当しか出ていません。しかもこれは部活動のために出ているのではなく、勤務の特殊性上、超過勤務をせねばならないこともあるので出ているという性質のものです。「顧問費」などという存在しないものをもらっていることにして、言いがかりをつけるのは止めて頂きたい。

Q.私立はもっと専門のコーチ雇ったり色々してくれる

A.今ここで論じているのはあくまで「公立」のことです。公立学校の教員は地方公務員(国立は国家公務員)ですから、それぞれの公務員法などによって勤務形態などが定められています。そもそも私学教員は公務員ではないので、雇用条件が違います。

Q.「子どものため」にやるべきでは?

A.「子どものため」と言えば何でもやってくれとは…。ちなみに上にも書きましたが、ここで言う子どもは「部活をやりたい子ども」であって、そうではない子どもの意見には耳を傾けないのかが疑問です。「子ども」をダシにして部活にのめり込むのは止めませんか。特に部活だけ先生は本音は「素晴らしい指導者」と思われたいがために、そして毎日のように練習を課さないと自分自身が不安で仕方がないのではありませんか?
 何でも「子どものため」と言えば周りが動くと思ったら大間違いです。少なくとも学校の教員がすべき「子どものため」の仕事の最優先は「授業」とそのための準備です。

Q.部活動をせずに地域に帰すと、地域でどんな悪さをするか分からない。

A.どんな悪さをするか分からないと言いますが、そもそも学校に依存し過ぎなんですよ。
学校は24時間365日営業じゃありません!ワ●ミじゃないんですから!
今でも(学校によっては)、やれ自転車のマナーが悪いだの、昔だったらドコドコでタバコ吸ってるだの…。
全部、本家・警察署に電話しなさい、警察に!
もしもそれが嫌だったら、あなたがどこか施設を借りてスポーツでも何でも指導したらいいじゃないですか。
放課後はまさに読んで字のごとく「課程が終わって放たれて」いるのです。学校の指導する時間ではございません。