お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

1年目の非正規教員の扱い

今どきの学校は非正規教員が多い。
必ずある一定の割合いて、中には大学卒業して初めて教壇に立つ者もいる。
(中には年度途中でピンチヒッターになる者もいるが、同じ扱いでいいと思う。)

さて、このブログで書くまでもなく、老いも若きも部活大好き教員もこれまた一定割合存在する。
これが非常に困った存在なのだが、

大卒一年目・部活大好き・非正規

この3点セットは正直使い物にならない
これが一学期が終わっての率直な感想である。

入学式&始業式は一般的に4月の10日前後、つまり発令を受けてから1週間以上何をして過ごすか?
それは言わずもがな「部活動」である。残念ながら「教材研究」ではないのだ。
教師になったというのにね!
なーに、元気があって、生徒ともふれあって結構じゃないか、チミィ!と思うかも知れない。
しかしそれがとんでもない落とし穴だということ。

まず部活の生徒は基本的に言う事をよく聞くのだ。
つまり教師になって「初めて出会う子ども=その学校の子どもの一般的な姿」だと勘違いしてしまうのだ。

そして厄介なことに、部活が大好きでも指導の仕方を知らない。だから結構ムチャな練習メニューにして周りを困らせる。
もちろん生徒はそんなムチャぶりに口答えすることもなくメニューをこなす。
その結果、どこかに故障を来すと「今の子供は弱いなー」とか言い出す。
部活の事故で裁判沙汰になったり、弁護士が登場するなんて1ミリも思うこともない。

次に初任者ではないから初任者研修はない。
つまり任についてから、授業やら校務やらについて研修を受ける機会がない。
当然、教材研究だって自己流。というか教科書&指導書を自分のノートに写してそれを話すだけ。

つまり、

授業力がなく、その学校の生徒はみんないい子という思い込み

この2点が、学期が本当にスタートした途端に最悪のハーモニーを醸し出す。

授業が下手
→生徒が不満を募らせる
→何か生徒を指導する
→当然、そんな「(教科)指導力」のない教員の言うことなど聞かない
→その生徒は指導に従わない「ダメ」な生徒というレッテルを張る(ダメなのはその教員なのだが)
→余計に部活に傾倒
→教科指導力が余計につかない(部活に逃げて付けようとしない)

こんな悪循環を生み出す。

そういうわけで、ぜひ初めて教壇に立つ非正規教員には、ぜひとも初授業までその教科の教員が缶ヅメにして教科指導がしっかり出来るように最低限躾けるべきだろう。