お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

#部活動 だけ教員よ!授業研究をせよ!

私は運動神経が悪い。
通知表は小学校は常に「がんばりましょう」、中高は5段階で常に「2」。
赤点にはならないけど、ちゃんと出席をしていました、というレベル。
逆上がりは未だに出来ないし、これからもやらないだろう。
出来ないからと言ってどこかで差別されるわけではないから。

ついでに言うと、中学校教員採用試験には「器械運動(鉄棒)」が教科問わずあったので、高校教員にした。
今思えば、高校にしておいてよかったと思う。

時は流れ、以前も書いたように私はスポーツ指導員の資格を得るまでになった。
小学生の時の自分では絶対に思い描いていないであろう未来である。
さて、そんな私が思うことを書こう。それは表題にした通りである。

子どもが動いているのを見る機会は、せいぜい体育祭か部活である。
その部活を見ていて思うのは、ミョーな動きをする子どもが増えた。

まず、肩を回せない。ボールをオーバーハンドで投げる動きが出来ない。
それこそダーツでも投げるようにボールを投げたり、ラケットを振ったりする。

これは人から聞いた話だが、いわゆる「ヤンキー座り」が出来ない。
しようとすると後ろに転がるように倒れてしまうのだそうだ。
(これは剣道部の顧問の先生から聞いた話である。最初、冗談かと思った。)

あと雑巾がけが出来ない。雑巾がけも出来なければ絞ることも出来ない。
だから特別指導で廊下の雑巾がけをさせ、片づけをさせた後で雑巾を見ると絞りが甘い。
どっちの特別指導か分かりゃしない…。

あとは「シンスプリント」、最近耳にすることが増えた。
足裏のアーチが潰れていたりして、脛の部分に痛みを生じるのだとか。

いずれも昔とは違う生活スタイルによるもののようだ。
物を投げたり(遊びの中で)、トイレが洋式になったり、掃除もモップを使うようになったり、家の中でスリッパを常時履くようになったり。
要は「体を使わなくてもいい生活」になった。

しかしそういう子どもの体や動きの異変にいち早く気づけるのは、親以外なら保健体育の教師ではないのかね?
おかしな怪我が増えないように、スムーズに体を使えるようにしないと、長生きしても長生きする「だけ」になってしまわないか?

ぜひ根本から授業の改善をお願いしたい。
だって保健体育の教師は体を動かす専門家なのだから。
部活ばっかりやっていないで、きっちり教科のことをやって欲しい。
部活なんかして遊んでいる暇はないはずだ。