お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

補欠を何だと思っているんだよ?

広島県のサッカーの代表校(広島皆実高校)の生徒が、さいたま市内の高校で合宿中に食中毒を起こしたというニュースがありました。おそらく第一報では「全国大会はどうなってしまうのか?」という心配を多くがしたと思います。

headlines.yahoo.co.jp



ところが続報を追ってみると、どうやら食中毒になったのはBチーム(二軍)の選手で、選手権に出るトップチームは無事とのこと。それを聞いて多くは安心したと思います。

しかし、このニュースは色々な問題点が埋まっていると思います。

そもそもこの食中毒を起こした生徒たちは(記事によると)「応援団を務める」Bチーム、とああります。つまり同じ部員でありながら、応援要員としてわざわざ正月に埼玉まで来させられ、他校との「合宿」という体ならば相手校の合宿所に泊まれるから宿泊費も抑えられ、挙句の果てには食中毒。

まあ食中毒は本当に事故なのでしょうが、応援要員ならば登録メンバーではないわけだから、本来ならば正月を休みとしてのんびり過ごす選択肢だってあるはずです。にも関わらず(ここからは想像ですが)部活特有の「同調圧力」、すなわち「部活は全員参加」とか「参加しないと後々の扱いが…」みたいなものがあったのでしょう。大会には出られないが「合宿」という体でサッカーはやらせてあげるよ。でも大会では応援部隊として頑張って。みたいな感じで連れて来られたのだと思います。

(とりあえず)サッカー出来るという「アメ」と、大会は見るだけという「ムチ」を使い分けられ、いいように使われている感じがします。あとは「一流の選手のプレーが見られるぞ」とか言われているのでしょうね。あーやだやだ。こんなのが教育だとしたら、やはり部活という制度は間違えています。サッサとツブした方がいいですよ。

来年度もやります、部活顧問

部活なんてやってられん…私も正直そう思っています。
しかし、今の職場、全くと言っていいほど部活動が行われていません。
特に運動部、ほぼ活動していません。

今の職場は教育困難校と呼ばれる高校ですが、それゆえ部活が出来ない状況があります。

もちろん全ての、というわけではないことをはじめにお断りしておきます。

まずは保護者の所得の問題。
生徒がアルバイトをせざるを得ない状況のため、軸足がそちらに移ってしまっている。

そして生徒自身の問題。
これは学力とも関係すると思うのですが、一つのことを継続する力がかなり乏しい。
学習においてもコツコツと積み重ねた実績がなく、学力も伸びない。

同様に部活においても地味な練習が継続出来ないので、つまらなくなって辞めちゃう。
少なくとも面白いだけの練習を求める傾向にあるので、結果は出ない。
やはりつまらなくなって辞めちゃう。

さらに生徒が自主的に練習をオフにしちゃう。練習場所に行っても誰もいないことがある(笑)

職場には部活だけ、とか部活がしたいがために教員になったような人もいるのですが、皆さま暇を持て余していらっしゃいます。

ということで、来年度も部活の顧問をしますが、大した負担ではないです。
本気で部活の顧問を拒否したい方は、困難校へ異動希望を出すのもいいかも知れませんよ。
ほとんどが名ばかり顧問ですから。



選手は顧問(監督)の何なのか? --- 鉄剤注射について

強いチームを、強い選手を作りたい。大会で好成績を上げたい。

これはスポーツ(のみならず)を指導する人が多少なりとも頭をかすめることだろう。
しかし、度が過ぎると…生徒のみならず、指導者の人生も狂うことを忘れてはならないということ。

(私の記憶では)古くはベン・ジョンソンが興奮剤を投与した例や、中国陸上チームの「冬虫夏草」の服用の問題があった。

まさか、21世紀の日本でもこんな行為が行われているとは!
先日、読売新聞が報じた「高校女子駅伝の選手への鉄剤注射」の問題。
鉄剤を注射すると記録が飛躍的に伸びるのだそうだ。

女子は月経などもあり、それが重い生徒が鉄剤を使うのは分かる。私の配偶者も貧血気味なので飲んでいる。
競技をすれば、栄養を人より多く消費するわけだから、その分栄養を摂取しなければならない。これも分かる。
しかし多くは「錠剤(経口投与)」で間に合うとのこと。
注射をしなければならないのは、余程のことであることも記事にはある。

確かに風邪の症状でもかなりヤバい(重い)ものは点滴を行う。
小一時間の点滴でかなり早期に回復することは、私を含め多くの人が経験して知っていると思う。
もっともあれはビタミンだったりするので、過剰摂取でも尿として排出されてしまうが。

ところが鉄剤の場合はそうはいかない。何故なら過剰投与は肝臓にダメージを与えるからだ。
記事には高校時代、週一で顧問に連れられて鉄剤注射を打ったという経験も掲載されていた。
高校卒業後は疲れやすく、記録も伸びなくなったとのこと。確実に肝臓に負担を掛けている
中には中学から打たれているという声もあり、問題は深刻だと考える。
鉄剤は禁止薬物ではないが(そもそも薬物でもない)、過剰投与によって人体に影響を及ぼすならば、やっていることはドーピングと何ら変わりはない。

こういうことを是とする監督(顧問)は選手(生徒)を一体何だと思っているのだろう?
闘鶏や闘犬などと同じようなものと思っていないだろうか?
自らの名声のために選手(生徒)を使い潰し、卒業したら文字通り「さようなら」なのだろう。

日本陸上連盟は検査結果の公表を求めた。注射をすれば血液検査の数値が異常値になるからだ。
多くがこの動きに賛同しているようだが、何人か渋っているものがいるようだ。
その渋っている指導者、記者に実名を出してその理由を言うといいと思う。
本当に選手(生徒)の人生を考えるならば、堂々と言えると思う。

最後に、熱意だか何だかにほだされた医師にもその責任は負ってもらいたい。
あなたの仕事は何ですか?と問いたい。



部活を引き受けよう(笑)

4月に異動をし、今年度はしっかり部活を持っています。(副ですが)

しかし、部活に顔を出したのは数える程度です。主顧問もスーツのまま顔を出すのがほとんどのようです。
他にやることが多いのですよ。小規模&教育困難校は。

高校の困難校は様々な理由で部活が盛んになりません。

まず、生徒は部活どころではない、ということです。

そもそも家計がカツカツのお宅が多いようで、バイトと掛け持ちだったりするようです。

また、「コツコツ」と積み重ねることが苦手だったりするので、長続きしません
私の部も半分以下になりました。
あ、厳しいことはしていません。むしろ生徒に任せてやりたいことをさせているのに、です。
地味な積み重ねが出来ないからこそ、勉強も出来ない可能性が高いですね。継続する習慣が無い。

そんな具合なので、基本休日はOFFになります。
練習試合を組むにも「お金が無いから行けない」と言い出す生徒が続出なので。
この時期は「暗くなるのが早くなったし、犯罪に巻き込まれてもだから、終わりの時間を早める。」と言うと納得します。
まぁ実際に本当に犯罪に巻き込まれてからでは遅いのですが…。

というわけで、意図せずかなりゆる~~~く部活顧問をやっております。
困難校ですから他の部分が大変ですが、部活という観点で考えれば困難校も悪くありません。




○ネッセに外部委託をしよう

大学入試の代わりとなるであろう「英語外部試験」では、かなりのシェアを占める可能性がある、○ネッセのGTECですが、○ネッセの事業はそれだけに止まりません。

スタサポ(=スタディサポート)やClassi(ポートフォリオ)など、様々なサービス(笑)を全国の高校に売り込んでいます。もはや、高校生の情報は全て○ネッセに握られているんじゃないかという程に○ネッセは高校に侵食…いや浸透しているようです。情報漏えいであんなに信用を失ったはずなのに(そして、その償いは500円分のQuoカードだったと元同僚が言っていた)、こんなに個人情報を集め、それに学校も乗っかっちゃっています。

少なくとも、かなりの割合の生徒が大学進学を目指す高校にとって、今は○ネッセの事業は切り離すことが出来ないほどべったりと張り付いていると言っても過言ではありません。

そして今日、たまたま面白いツイートを目にしました。簡単に言ってしまえば…

いっそのこと○ネッセが部活も請け負えばいいんじゃないか?

という内容です。外部委託、外部委託と言うものの、確かに現実問題として難しいところがありました。そこで、学校にコバンザメのように張り付いている○ネッセに、部活動にも入り込んでもらえばいいんじゃね?ということです。斬新な発想です。

そのメリットを考えてみたいと思います。

教員の負担が確実に減る

もちろん○ネッセが責任を持って指導するわけですから、教員は何もする必要はありません。
指導員の手配、場所の確保、集金等、全て○ネッセがやってくれます。
しかし、そうなると費用という問題があります。いわゆる「保護者負担」ですね。
もしかしたら、ポートフィリオとやらと紐づけする作業も請け負ってくれるかも知れません。

学校に払っている「生徒会費」を減らせば解決

不思議なことに、学校部活動の部費は生徒会費から出ています。これは部活をやっていようがいまいが支払っているお金です。
しかも人数に比例するならまだしも、活動&大会実績などを「考慮」して配分されているためにグレーな部分がかなり多いのです。ですから、生徒会費はあくまで生徒会行事のみに充てる形を取ればいいのです。恣意的に分配されているなんて馬鹿げています。

同様に、これもかなりブラックな部分ですが「PTA会費」等からも一部部活動に流れている学校もあるようです。そういった生徒の家庭が支払う額を減らし、その分必要な金額を「月謝(会費)」として○ネッセに支払えば良いのです。

したい人がしたい活動をする

当たり前ですが、民間企業ですからニーズに合わせた部活(コース)を設定してくれるはずです。
ですから、自らで自らの欲求を満たす所に加入すれば良いわけです。しかも任意で。
誰にも強制されることはありません。


部活にのみ生き甲斐を感じている教員は○ネッセの社員に

このような教員は学校から部活動が外部(=○ネッセ)に委託されたら仕事が無くなってしまいますね。
ですからそういう教員は○ネッセに転職したらいいのです。○ネッセは民間企業ですから、公務員以上に結果を求められます。(もちろん勝利だけではなく、様々なニーズに応える必要が出てくるでしょう。)

もし結果を出せずに「あ~、教員の方が良かった」と思ったら…安心して下さい、採用試験を受け直せばいいのです。簡単ですね♪

パッと思い付いたまま書いてみました。(またそーっと修正しているかも知れません。)
○ネッセは全国津々浦々の高校を食いも…いや支援している会社ですからね。きっとやってくれるに違いありません。

そして、この流れで○ネッセが中体連、高体連、高文連、高野連を牛耳っていただいて、大会も全て○ネッセ主催ってことにしてもらえばいいかな、と。甲子園も朝日新聞社ではなくて○ネッセ主催、なんていう時代になるかも知れません。だって、プロ野球のチームも少し前までインターネット関連会社が所有するなんて思いもよりませんでしたからね。時代は変わります。




『運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン』を元に考えてみた

スポーツ庁が出した運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(PDFファイル)によれば、
・学期中は週2日以上の休養日を設ける。
(平日は少なくとも1日、土日は少なくとも1日)
・長期休業中も学期中に準ずる。
・活動時間は平日は2時間、休業日は3時間程度とする。
とある。

そもそも休業日が3時間程度だとすれば、多くの自治体でタダ働きが発生する。3時間を超えないと手当が付かないからだ。つまり手当の面から休業日の部活は事実上、不可能である。

多くの学校は8:30~17:00を勤務時間としていると思う。(多少前後に差はあるとは思うが)
授業の終わりが15:30だとして、すぐに部活に移行するとして活動時間は1時間~1時間半であろう。
スポーツ庁の言うように「2時間程度」は勤務時間を無視した言い方である。

もちろんスポ庁が言うほど活動をしなければいいのだけど、実際に運動する場合は準備や片づけにそれなりに時間を取られる。

「平日2時間程度」を叶えるならば、
・活動は週2日、この2日間は1時間ずつの超過勤務になる。
・超過勤務分は他の2日で調整(早帰り)。
という計算になる。

ただしこれは現実問題として無理である。
当然のことながら、放課後の仕事は部活だけではないからだ。

もう、部活動の精度を根本的に見直さないといけないかも知れません。



管理職面接質問例

人事評価の時に聞いてみたい質問一覧。
のちほど加筆訂正するかもしれません。

・部活動は職務ですか。
・勤務時間外の部活動は職務ですか。
・部活動における「専門家」の定義を教えて下さい。
・経験も教える公的資格も持たない者が顧問を務めることについて、どうお考えですか。
・経験も教える資格も持たない者が指導をし、万が一重篤な事故が起きた時、責任はどこにあるとお考えですか。
・「超勤4項目」をご存知ですよね。
・学習指導要領に「部活動」という文言は何回出てきますか。
・学習指導要領中で部活動は何と謳われていますか。
・「運動部活動ガイドライン」についての見解をお聞かせください。
・部活動ガイドラインにあるように、平日・土休日のいずれも1日は休養日を入れる旨の通知が出ていますが、ご存知ですよね。
・公立の中学・高校の「部活動の在り方に関する方針」を遵守するつもりはありますか。
・本校にはガイドラインに従っていない部活(顧問)がありますが、どういった指導をしていますか。
・(指導していない、という回答に対し)何故、指導しないのですか。
・と言うか、週休日は休みですよね?もし週休日に部活を休みにして、保護者から苦情が出たら、管理職はどう対応して下さいますか?

こういった質問を作って、全国の先生方が管理職に質問をし統計を取ると、管理職の考えが見えてくるかも知れません。
(録音必須)