何だかこの1~2週間で立て続けに虚構新聞のような部活動の記事が出まくっていて、脳みそが追いつきません。追いつかないのはメディアも同じでしょうが。
さて、驚きました。
鉄製の鎖でしばり暴行 私立中バスケ部で上級生が下級生に 暴行された生徒は不登校に(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース
この放送局は「暴行」と正しく報じていますが、カッコ付とは言え「いじめ」と表記しているメディアがあるのは残念でなりません。
しかし後日の報道によると、学校が県に報告したのはいじめの「重大事態」だそうで、暴行ではない。この辺りの認識が甘いと言わざるを得ません。
それにしても鎖で縛るとか、往年の女子プロレスラー、ダ〇プ松本とかブ〇中野がやっていたアレですよね。もしくはビー・バップ・ハイスクールですよ。(若い人は知らないか…。)
しかも、この被害生徒、この報道の一週間後の後追い報道でも不登校のままだということです。
この中学校は私立ということですから、退学処分が可能です。
第二十六条 校長及び教員が児童等に懲戒を加えるに当つては、児童等の心身の発達に応ずる等教育上必要な配慮をしなければならない。② 懲戒のうち、退学、停学及び訓告の処分は、校長(大学にあつては、学長の委任を受けた学部長を含む。)が行う。③ 前項の退学は、市町村立の小学校、中学校(略)若しくは義務教育学校又は公立の特別支援学校に在学する学齢児童又は学齢生徒を除き、次の各号のいずれかに該当する児童等に対して行うことができる。一 性行不良で改善の見込がないと認められる者二 学力劣等で成業の見込がないと認められる者三 正当の理由がなくて出席常でない者四 学校の秩序を乱し、その他学生又は生徒としての本分に反した者
もちろん過去には義務教育での退学、停学の判例もあるのでしょうが、被害者が泣きをみるような結末になってはならないでしょう。保護者に1ミクロンでも良心が残っているのなら、自主退学をお勧めします。その学校にあなたのご子息を置く場所はないと考えて欲しいです。
付け加えるなら、部活さえやっていればどうにかなる、という風潮をそろそろ世間も含めて見直すべきでしょう。でないと、この手の事件はモグラたたきのようにいつまで経っても終わることはないでしょう。