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学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

#部活動 は生徒指導のごく一部

以前いた学校で、自分が持っている部活動の部員が問題行動を起こして懲戒処分になった。
(もちろん詳しいことは書けませんが)
当然、臨時の職員会議を経てそのようになったので、事の顛末は生徒指導部でなくても分かる。

さて、その申し渡しの日、たまたま保護者に連れられて帰宅する場面に、たまたま廊下を歩いている私は遭遇した。
すると、その生徒は私の顔を見るなり泣き出すではないか。
聞くと、特別指導に挙がると部活をクビになってしまう、と思ったらしい。
中学では何事も中途半端にやっていたけど、高校では新しいことにチャレンジしたから頑張っていたのに。と。
(まぁ、そんな指導に挙がるようなことをやらかしている時点で如何ともしがたいのだが…(苦笑))

私は別にそんなことにする気もなかったし、部活動と特別生徒指導はそもそも別物だと思っているから、何故そんな言葉が漏れるのか分からなかった。
私自身は部活動にそこまで入れ込む気もないし、むしろ県大会やらを目指した挙句に大会引率などで授業を潰される方が困る…

ぶっちゃけ部活など、生涯スポーツのきっかけになる程度でいいんだよ

と思っている。

でも思い当たることはある。
それは、部活と言えば諸悪の根源と言っても過言ではない「高校野球」と高野連の存在である。

新聞に掲載される学生野球の諸処分。部員の暴力、万引き、カンニングetc.が報じられる。
そのたびに対外試合の禁止やらの処分が高野連なんかから下される。
先述の生徒も大事になったら、生徒指導のみではなく部活においても何らかの形で処分されると勘違いしたらしい。
もちろん、私は「悪いことをしたことについては庇えるようなことではないが、少なくとも部活のことはそもそも別次元だから」と話した。

どうもいわゆる刑事罰になるような問題行動を、何故か部活動とも連動させるようなことをさせているのがこの高野連という組織らしい。
そもそも問題行動を起こした子どもに対し、法律的に罰するのは司法であり、必要な指導をするのは学校であり保護者である。ハッキリ言って高野連ごときに出番などないのだ。
それをわざわざしゃしゃり出てくるなんて何様のつもりなのだろう?越権行為も甚だしい。

その「出しゃばり高野連」のおかげでどれだけの影響が出るのか分かっているのだろうか。
以前、喫煙で指導された野球部員がいたのだが、彼らは喫煙がバレてから会議にかかるまでに部活を辞めさせられていた。
しかも喫煙をした日以前に辞めたことになっていたのだ。
もし部員として問題行動を起こしたら高野連からの処分がなされる、要は「トカゲのしっぽ切り」にあったのだ。
そういう汚いことをして試合を勝ち上がり、甲子園に出ている学校もあるのだろうなーと疑ってしまう。
彼らに非があることは言うまでもないが、そこまでして手に入れたいものとは一体何なのか?
もしこれを読んでいる高野連関係者がいたら、ぜひ見解を伺いたいと思う。(伺うだけなw)

部活を生徒指導の抑止力として使うのも、教師の力量の無さを露呈しているとしか思えない。