お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

部活大国・○玉

これは、本日の読売新聞・埼玉県版です。(赤枠は筆者)

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ご存知の方もおられると思いますが、埼玉県は全国ワーストの医療従事者数の少なさを誇っています(誇れない)。国立の医学部がありませんしね。とにかく医療に関しては、人口の割に脆弱です。

 

そこに来て、知事はTwitterにこのような投稿をされています。(下線は筆者)

https://twitter.com/oonomotohiro/status/1341992322699993088

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ちなみにこの「原則」というのが曲者でして…。県教委が出したのがこの通知、県のウェブサイトで公開されています。

学校における感染防止について(通知) ※PDFファイルです。

 

ご覧いただくとお分りかと思いますが、大会があればそこから14日前から活動してもよいことになっています。つまり、仮に1/16(土)、17(日)に大会がある場合には1/2から練習をしても良いことになっています。つまり何の意味ももたない。しかもPDF資料の2ページ目を見れば、結局中止なんてのはポーズに過ぎない事が分かります。

 

多分、県知事は県民を守ろうなんて1ミクロンも思っていないようです。でなければ、

「おぅ!部活なんてやるんじゃねーぞ!医療崩壊の原因になるんだよ。もしやりやがったら、懲戒免職だからなっ!(怒)」くらいのことを言ってもらわないと困ります。

 

もっとも前の知事も、不況にかこつけて「最小・最強の県庁」とかのたまって県民を煽り、見事に県職員を減らすことに成功しています。そして、今、このザマ。保健所も県立の病院も人手不足ですわ。ものの見事に危機管理意識が足りない県のトップ。

 

市立船橋のような部活クラスターがあちこちで発生しないのを祈るのみです。

 

令和5年からではなく、令和5年に地域完全移行を!

www.mext.go.jp

学校における働き方改革推進本部(第4回)議事次第(PDF)

 

※追記

これを書いた夜、ついに埼玉県の1日の感染者数が300人を超えました。もう予断は許さないのではないでしょうか。

まだタダ働きをしますか?

部活動の問題は色々あれど、手当が出ないのは大きいですね。

大の大人を長時間拘束しておきながら、子どもの小遣いみたいな手当しか出ないのですから、馬鹿にしているとしか思えません。

 

そう言えば、かつては土休日の部活動に関する手当は無かったと聞きました。そこでググってみるとこんなものを発見しました。早稲田大学の中澤篤史先生の論文です。

論文 部活動顧問教師の労働問題(PDF)

PDFの6ページ目にまさに変遷が出ているのですが、もう…馬鹿じゃないのかと思うような少なさ。地域差はあるにせよ、何故この額で引き受けたのか本当に理解出来ません。

 

というより、この額(タダ)で引き受けてしまっていたから、教員はタダ働きさせても平気なんだよね、という発想を財務省なり保護者なりが持ってしまったのでしょうね。土日働いても3千円ぽっちなのも、出す側にしてみれば「3千円も出してやっている」という発想なのでしょう。

 

本当にこのままだと、教員は色々な意味で搾り取られてしまいます。

大事なのは「ペイされない仕事は引き受けない」という意思を持つことではないかと思います。何でもかんでも学校や教員に押し付ければいいという考えは間違えています。

 

もちろん、部活なんてのは突き詰めれば単なるお遊びなのですが、そのお遊びのために教員が勤務時間外に貼り付いたり、休日をツブしたり、大会という名の遊び人の集まりに公費で出張したり、その上に本来の仕事である授業をツブしたり(なのに授業時間数カウントされるという謎)するなんてのはオカシイということです。

 

ツブすべきなのは教員や生徒の時間ではなく、部活動の存在そのものということ。

部活の「脱法」遠征にメス

内規が問題ではないのです。

this.kiji.is

 80人超のほとんどが県教委の聴取に「生徒の負担を軽くするためだった」「公共交通の便が悪かった」と説明。一部からは「内規が部活動の実情に合っていない」と疑問視する声もあり、議論となりそうだ。

Yahoo!ニュースより)

このブログでも(たぶん)何度も書いているように、地方によっては確かに遠征そのものに時間がかかる場所もあります。そのために教員が大型の運転免許を取得しているような現状もあるようです。

 

しかし、そもそも論として教員は教科(科目)で採用されているのであって、部活のために雇われているわけではありません。ましてや運転手でもありません。

 

意見の中には「遠征先に子どもを連れて行ける家庭だけが部活が出来るのか?」のようなご意見もあります。ですが、では教員は本来の仕事ではないことをやらねばならないのでしょうかと聞きたくもなります。

 

結論としては、やはり部活動は外部に移すことです。家庭が遠征費用を出せる出せないの問題と、教員が生徒を自分が運転する車で引率しなければならない話は別問題です。ハッキリ言いますが、家庭がお金(や車)が出せないから教員が肩代わりしろということは間違えています。厳しい言い方ですが、保護者は自分で(程度の差はあれ)納得して今の仕事を選んでいるのではないですか。

 

 

自分勝手なことを言う保護者は二言目には「教師は子どものためにうんたらかんたら…」と言うのでしょう。

 

しかし、まず他人である教師に言う前に、まずご自身が子どものために努力をすべきではないですかね。

 

子どものために努力をして、部活的なものが外部に移行されても耐えうるくらいに収入を増やす努力でもしたらいかがでしょうか。

 

そういう努力もしないくせに、他人である教員に押し付けるのは間違えている。私にはそう思えます。

またハンマー投げか!言葉が出ない!早急に #部活動 の存在をリセットして欲しい!

2年前に『顧問が付いているいないの問題ではない』 というブログを書きました。ハンマー投げのハンマーがサッカー部の生徒に当たったという事故があり、それを書いたわけです。

 

まさか、全く同様の事故が起こるなんて誰が想像したでしょうか?

news.yahoo.co.jp

 岩手県立盛岡農業高校で16日、男子生徒2人が陸上競技用のハンマー(重さ約6キロ)に当たってけがをした事故で、ハンマーは陸上部の男子生徒が投げ、事故当時、同部の顧問が職員会議のためにグラウンドにいなかったことが、同校への取材でわかった。県教育委員会は管理体制に問題がなかったか調べている。

 同校によると、事故は16日午後4時半頃に発生。同校グラウンドで陸上部の2年の男子生徒(17)が練習中に投げたハンマーが、隣接するテニスコートのフェンス(高さ約2メートル)を飛び越え、コート内で会話をしていたソフトテニス部の2年の男子生徒2人に当たったという。鉄球部分が顔に直撃した生徒(16)は、搬送時は意識不明で現在も入院中。鎖などの金具が当たった生徒(17)は軽傷で退院した。 

奇しくもハンマー投げの金メダリスト・室伏広治スポーツ庁の長官に任命されるタイミングですわ。

 

 話をしていてハンマーが飛んで来たら、そりゃ避けきれないでしょ!投てき周りにも7~8mのフェンスがあったってねぇ…。フェンスがあるとか、顧問が不在とか、そういう問題じゃないんですよね。

 

単純に時間帯で競技を分ければいいんじゃないですかね?と思うのは私だけですかね?せめて投てきの時間帯は他の種目やら部活はやらない、とか。そうすれば顧問の在・不在に関わらず、少しはリスクが避けられるではないかと思うのですがね。

 

それに、2年前にあれだけの大事故が起こっているのに、やはり「自分の所は関係ない」と高をくくっていたのでしょうか。そうだとしたら、学校及び顧問の怠慢としか言いようがありませんね。

 

鉄球が当たった生徒は意識不明とのことですが、とにかく今は回復を強く願います。

 

と同時に…この高校の管理職及び指示した顧問は厳罰に処すべきでしょう。もちろん今後、同様の事故が起きないように見せしめにするくらいの罰が必要かと思います。

 

同時に、文科省はこの件を重大に受け止め、「2022年に外部化」とかユルい事を言っていないで、サッサと「部活動の廃止」という文書を出すくらいのことをした方がいいと思いますね。やはりいっぺん部活動はリセットしないと変わらない。これ以上、罪もない生徒諸君が(本当の意味で)犠牲になるのを見ているわけにはいかないのです。ここで文科省文科相がどこを見て仕事をしているのかが分かると思います。

現実を知ろう、球児は甲子園を目指しているか?

夏の甲子園が中止になり、代わりに甲子園球場阪神球団が「良かれ」と思って全国の球児に送った「甲子園の土」ですが。

 

球児に贈った「甲子園の土キーホルダー」がフリマ出品、5000~1万円の値(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 阪神甲子園球場が協力し、日本高野連に加盟している野球部と軟式・硬式女子野球部の3年生に贈った「甲子園の土キーホルダー」が、フリマアプリに出品されている。

 約5万個を製作し、先月31日から対象校へ発送したもの。5000円~1万円ほどで出品されている。

 

もちろん、人の善意を単純にカネに変える行為自体は褒められるものではありません。しかし、世間の大人たちは高校球児に対して過剰に美化したイメージを持っていることが浮き彫りになったのではないでしょうか。つまり、例えば「高校球児なら甲子園を目指すのは当たり前」という高校球児像を勝手に作り上げていたということです。

 

しかし現実は、野球人口は右肩下がり、強豪校はどこからともなく生徒を集め、潤沢な資金を持っている私学はプロ並みの設備を持っている。片や野球をしたい生徒が集まらない学校はチームすら作れず、2校3校…場合によっては5校連合というほとんどチームとしての体をなしていないチームを作って大会に出ています。これほど環境が違うチーム同士が同じ土俵で戦うなんていじめ以外の何物でもありません

 

そんな中、恵まれない学校に進学し、それでも野球がやりたいと思った生徒が、本気で甲子園を目指すものなのでしょうか。むしろ野球が出来ればそれで良いと思っていると考えるのが真っ当ではないかと思うのですが。

 

そんな「別に甲子園なんて目指してねーし」という球児の元に甲子園の土だけが届きました。彼らにとっては何の感慨も無かったのでしょう。むしろ、どういう層に売れるのかは分かりませんが、要らないけど捨てるのが勿体ないからメルカリ等に出せば誰か買うんじゃね?という発想になるのは容易に想像がつきます。

 

しかもその裏で、選抜に出るはずだった学校を集めて大会をやるわ、中止になったはずの地方大会が開かれるわ…もうワケが分かりません。なんだよ、感染防止のために中止になったんじゃないのかよ?!と疑問に思う高校生がいても不思議ではありません。またじゃあ何のためにやるんだ?やはり顧問やら高校野球狂と呼ばれるオヤジどものためにやるのか?と思われても仕方がないのではないかと思います。

(そして、報道では美辞麗句が並べられるという気持ち悪さ…。)

 

そう考えれば、阪神関係者には申し訳ないですが、世間にこういう高校生の気持ちを伝えるうえで、土の転売はせめてもの手段だとも感じます。

 

部活動(野球)で人格形成とか…(笑)

 

ハッキリ言ってね…もう古いんですよ。部活という制度と言うか発想が。上述したように、不公平過ぎるチームが対戦するとか萎えるでしょ。(ここからは若干言いがかり)だいたい球児って何だよ?って思います。サッカーしている生徒は球児じゃねーのか?とか。

 

もうね、中体連も高体連高野連もいっぺん全部ぶっ潰しましょう。それでそれぞれの競技団体が年齢問わずに大会でも何でも開いたらいいんですよ。その方がスポーツが楽しいものになると思いますよ。

未だにマッサージとか…

20年ほど前、定時制高校に勤務していました。行事の準備で体育館の管理室に入りましたら、ソファーに横になっていた男性教諭を女子生徒がマッサージしていました。一瞬目が点になりました。

 

立場は逆であれ、マッサージという行為を教員と生徒で成り立たせている現状があるんですね。

 

県南の県立高校教諭 剣道部員にマッサージ強要(RKK熊本放送) - Yahoo!ニュース

県南の県立高校で剣道部の監督を務める男性教諭が合宿所で男子部員に日常的にマッサージをさせていただことが分かりました。

 

教育委員会によりますと、県立高校で剣道部の監督を務める50代の男性教諭は合宿所で一部の男子部員と生活をしていて夜間部員にマッサージをさせていたということです。

もう変態ですね。

 

ちなみに「部活 顧問 マッサージ」と検索すると出るわ出るわ…。例えば

女子部員に全裸強要…日本に根付く「セクハラ部活」の闇(島沢 優子) | 現代新書 | 講談社(2/3)

顧問による身体的・精神的支配に基づくブラックな状態は、男子の部活にも存在するが、男性が顧問をつとめる女子の部活は、強制わいせつ罪につながることもある。

合宿などで男性顧問の下着を洗わされたり、体をマッサージさせられるケースなども聞いたが、保護者は「先生にやってあげたらいいじゃないの」と信じられないほど鈍感だった。

眩暈がする…。ちなみに検索を掛けると、他の結果はほぼエロサイトであることを考えれば、如何にこの行為がおかしなことかが分かります。

 

やはり、こういう側面を見てしまうと、既に犯罪の温床となっている学校における部活動は早急に学校外に出さなければなりません。まさか、民間のスポーツクラブ等で、生徒にマッサージをさせているようなクラブは皆無でしょう。それはそうです、民間のクラブは指導者に指導料が発生しているわけですから。

 

なるほど、学校のBDK(部活だけ教員)が部活を外に出したくない理由は、ここにもあったということですかね。

 

どうしてもやりたいのか #部活 を?真夏だぞ?

熱中症警戒アラートというものがあります。WBGT(暑さ指数)を超えた場合に、関東地方を中心に試行的に出されているようです。

 

まぁそれはいいとして…。

 

朝、出勤する時に車の外気温計を見ると、朝の7時なのに28℃とか30℃とか。すでに普通に活動できる気温ではない…。だから

 

どうしても部活をしないと

心が乱れたり、

幻覚が見えたり、

幻聴が聞こえたり、

けいれんが起きたり、

異常な発汗が起きたり、

などの禁断症状が出る部活しか能がない部活だけ教員(BDK)の皆さんはですねえ、朝やりましょう。それも早朝に。そんな真夏に部活をどうしてもやりたい人への提案です。(生徒は迷惑でしょうけど)

 

朝6時集合にして、ラジオ体操の歌を高らかに歌い、第1~第2を一通りやったら部活開始。これでウォームアップは必要ありません。本気でラジオ体操をやると、かなりの運動量になりますからね。

 

その後は2時間程度汗を流し、8時過ぎには解散です。お疲れさま。

 

教員はその後勤務をして、管理職に頭を下げて2時間の勤務調整をもぎ取ってください。(無理だと思いますが)

生徒は家に帰って、エアコンの効いた部屋で宿題でもやりましょう。

 

あ~…最後に一つよろしいですか?

 

早朝はまだ寝起きの人とかがおりますからね、ご近所に迷惑のかからないようにお願いします。それでなくても中高生が集まること自体、迷惑行為だったりするわけですから。従って、声出しとか大きな音が鳴るものでの練習は厳禁です。