お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

部活動は廃止に

「部活は教員の仕事ではない」

1)近いうちに勤務時間以降の活動は振替が取れるようになるらしい。
しかし、手当ではなく振替、だいたい土日もなく部活やる人に振替を取る日があるのか疑問である。
そもそも労働の対価は本来、手当であろうと思う。

2)土日の手当も今度上がるようだ。しかし交通費は別である。(交通費は支払われない)
以前から指摘している通り、交通費なしで職場に行くことはできないのだから、支払うべき。
それが出来ないのなら土日祝日の部活動は廃止すべき。
そもそも今だって、交通費を引き、単位時間を換算すると、500円程度である
(しかも私の場合、指導員資格を持っている。にもかかわらず、特に何かが変わるわけではない。
 所詮はボランティアなのだ。嫌がることをボランティアと称しているなんて、子供にボランティア活動は素晴らしいと喧伝して、いやいややらせているお上と同じである。何と気色悪いことか!)

3)平日に大会があるのが問題
平日は言わずもがな「課業日」である。授業のある日にわざわざ大会を入れるのはいかがか?
「うちは授業優先なので出場しません」という学校が大半ならそんな日に実施しない。
要はそれでどうにかなるから開催出来るのだ。
なぜ開催出来るか?第一に体育の教員がその中枢にいることが多い。体育の教員は多くの場合、他の人に「代講」を頼んでいる。だから授業が潰れない。
(一方、その他の場合それが出来ない。英語は悲惨で、もし週1のALTとのTTの日だったりするとあっという間に他の担当者との授業に開きが出来てしまうのである)
もう一つは中枢にいる教員は授業で勝負できないことが多い。実際に受験校では受験に絶対に関係ない教科を担当していた、という話もある。(免許があるからどうにでもなるのだが)

だから、保護者もマトモな保護者なら「部活なんかで授業スッポカスな!」と怒るべきなのだ。
部活どっぷりお任せの保護者もいるが、それで将来あなたのお子さんがお金をリターンするわけではないのだから、過度に期待しないで、せめてマトモに相応の学校を出ただけの学力をつけさせるよう支援すべきなのだ。
(多くは「○○が上手いタダの人」にしかならないのだから。)

休みも取れない、土日も潰される、しかも平日も授業が潰されることがある。
こんなことを望んでいる人間はいない。少なくともきちんと授業をしたいと考える教員で望む人は皆無のはずだ。

なぜ変わらないか?それは授業で勝負出来ない教員が幅を利かせているから。
勉強の伸びは分かりにくいが(実際は一生のどこかで芽を出すことも多いし)、運動や芸術分野は目に見えてわかりやすいもんなー。しかも子供もそう(効果が目に見える)考えているから、先生の言うことをよく聞くんだ、これが。

というわけで、高体連高野連も解体して、教員を学校に戻そう。
それでも部活やりたい人は、教員辞めて、クラブチーム作ればいいと思う。
学校の外で思う存分勝手にやってくれ。そうすれば高校辞めさせてそちらに移る子供もいるかも知れないが、それはそれでいいのではないだろうか。中卒でもきっといい人生が送れます。
(中卒が悪いのではない。むしろ高校や大学出ているくせに結局部活一辺倒で中卒レベルの学力すらついていないような連中と、そういう連中を「個性」という名の下に擁護する連中がいるのが問題。)

部活がなくなるメリット

部活がなくなったら、土日に研修会とかに行きたいんだよ。そう思う先生は結構多いのではないか。
俺もそうだ、研修会とか大学院に行きたいと思う。

例えば、英語関係の外部研修会は無料のものからだいたい2,000円くらいか。
それを公費で支出するとする。出張になれば文句はないが、そうでないにしても研修費の補助が出ればうれしいし、授業にも役立つ。
毎週毎週行くわけでもないので、せいぜい月1~2だろう。1回2,000円として4,000円。→ 授業に役立つ。
部活手当を毎週土日に出したら、24,000円。→ 県あるいは市区町村は授業が良くなるのに役立たない。
(部活があるからという言い訳をする教員と生徒を増やすだけだ。)

だったらどちらが得か?馬鹿でも分かる。

それに家族との時間も増えるし、リフレッシュも出来る。
部活なんていう自分の力だけではどうにもならない(大会や練習など)のだから、そんなものに少なくない時間を左右され、振り回されるなんて、マゾでもなければ馬鹿である。

【余談】
ついでに言えば、(少なくとも私が赴任したことのある)野球部員はこの時期に郵便局でアルバイトをする。
その理由が「春に関西遠征をするため」らしい。旅行費用の足しにするらしい。
本当に開いた口が塞がらない。
自分で稼いだ金を純粋に自分のためではなく、部活の遠征のために遣うのだと。
立派に見えるが、はっきり言って馬鹿である。

その理屈が通るなら、普段の活動費やら遠征費のためにもバイトをして、親の負担を減らす。
そのために通常の練習も休むことを是とする、とするべきであろう。
自分の金を自分の好きに使えないのなら、ヤ○ザの上納金と大して変わらない。
そういうことを偽善的にやって、おかしいとも思わず、思わせないのが部活のおかしなシステムだ。