お先に失礼します!勤務時間は守り、週休日はリフレッシュタイムで!

学校の部活動指導の丸抱えはすでに「時代遅れ」!一刻も早く地域に移しましょう!!

バットは人を殴る道具ではありません(2)

以前、バットは人を殴る道具ではありませんという記事を書きましたが、どうやら日本にはまだ、バットを野球の道具だと認識していないおバカなお子ちゃまがいることが発覚しました。

「自分のグローブを勝手に使われたと思い…」野球部員が金属バットで別の部員を殴る 鹿児島城西高校野球部(KKB鹿児島放送) - Yahoo!ニュース

(前略

 鹿児島城西高校によりますと先月3日、1年生の野球部員が練習後の部室内で別の1年生部員の背中を金属バットで1回殴り、全治2週間のけがをさせたということです。

 殴られた部員の保護者から連絡を受けた野球部の部長が確認したところ、「自分のグローブを勝手に使われたと思い言い合いになって殴った」と認めたということです。

(後略)

この学校のトップページの部活動のところには「鹿児島から全国、世界へ。半端ないを超えろ!」とあります。いや~、金属バットで人を殴るとか、完全に半端ないを超えていますね。しっかり学校の期待に応えていますね。

金属バットで殴ったなんてすでに殺人未遂だと思うのですが、謹慎10日くらいで済むんですね。被害者はさっさと被害届を出した方がいいです。こんなDQN(古)を世の中に野放しにしてはいけません。

高野連も口頭注意ですか。リスク管理が甘くないですか?こんなチームを野放しにしたら、試合に負けた腹いせに、相手チームに金属バットで殴りかかるかも知れませんよ?廃部が妥当でしょう。

 

一度、栄光を手に入れてしまうと身内に甘くなってしまうのは、日大アメフト部の例を引くまでもなく当たり前のようです。話し合いが出来ないようなおサルさんが、人間が行く高等学校に通うなんて頭が高すぎます。早くしかるべき檻に入れてあげるのが親切というものではないでしょうか。

スポーツ推薦とは?「スイセン」はトイレだけでいいです

部活動の弊害をあれやこれやと書き連ねてきた弊ブログでございますが、近ごろは大学の部活も酷いものですね。これから引用するのは2件とも大学の事例です。

なお、民法改正により、今の大学生は100%成人であり、「保護者」は存在しないはずです。

 

【独自】日大が運動部学生の成績改ざんか 職員から教員に単位出すよう求め…教員「断れば不利益生じると恐怖心で」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

日本大学で、相撲部などの運動部の学生に対し「単位を出して欲しい」と職員から求められ、教員が成績を改ざんしていた可能性があることがわかった。

(中略)

FNNの取材に応じた日大の教員は「断れば不利益が生じるという恐怖心で、改ざんせざるを得ないと感じていた」と明かした。そのうえで「一部の学生だけ優遇するのは不平等で、学生の人生に関わる重大な問題だ」と指摘している。

いや~、腐っているのはアメフト部だけではなかった。組織そのものが腐りまくっていたということですね。せっかくスポーツで名前を売ろうと頑張ってきた(笑)のに、評判を落とす材料になってしまうとは皮肉なものです。スポーツ馬鹿に付ける薬はありません。

 

立教大学野球部が会見で明かさなかった「寮内窃盗」「タクシー乗り逃げ事件」 「問題部員のほとんどが推薦組」という指摘も(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

(前略)

 同大の野球部ではこの6月、ある主力選手が下級生たちを仰向けに寝かせ、立てたバットを額に向けて倒すという“遊び”を行った。その最中、バットが2年生の部員の口に当たり、前歯の1本が半分欠ける“事件”が発生。

 また同時期に、やはり上級生数名が10代の1年生部員に喫煙を促し、その写真を撮影して「拡散されたくなかったらカネを貸せ」と脅迫した事件も。

 両方とも極めて悪質だが、加害者について野球部は、前者は「悪ふざけ」だったと認定して処分なし、後者も被害者と同等の処分にするなど、事実上もみ消した。

(中略)

「うちの大学では長らく野球推薦を取ってきませんでしたが、15年前から『アスリート選抜』なる推薦制度を設け、甲子園出場校など強豪校の出身者を優先的に入学させてきました。監督も出身校との関係を気にしてか、彼らを甘やかしてきた。結果、問題を起こしているのはほとんどが、この推薦で入ってきた選手たちなんです」

(後略)

もう、ここまでくると、立教大学とてFラン大学や偏差値測定不可能な底辺教育困難高校とレベルが一緒ですね。まさかこんなところで写真を使われている長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督だって本意ではないでしょう。

 

いずれにしても今まで(中高で)「スポーツだけやっていれば」たいていのことが許されて、ここまできたのでしょう。だから大学生(≒成人)となっても、本人たちは「こんなことくらい」という認識なのだということは容易に想像できます。

 

保護者会(父兄会)も色々言っていますけど、実際は「大した勉強もせず、スポーツだけで東京の(まぁまぁ)一流(≒名が知れた)大学に入れてラッキー」とか思っていたわけから、所詮は同じ穴のムジナなわけですよ。

 

では僭越ながら私がこの大学関係者各位に、イメージを取り戻す方策を授けてしんぜます。それは、スポーツ推薦を全廃し、大学の本来の業務(研究成果)で名前を売ることに注力・専念することです。簡単でしょ?

 

高校(・場合によっては中学)も同じです。本来の学校の業務を行い、本来の目的を果たす努力をしましょう。スポーツが素晴らしいものであることは否定しませんが、学校はあくまでも勉強の場であること。そして学業を修めなければ進級も卒業もかなわないことをやればいいのです。というわけで、部活動をやる時間は、本来的には学校でやる時間はありません。したがって、部活動制度を廃止しましょう。

次から次へと…それって〇ンプ松本だろ!?

何だかこの1~2週間で立て続けに虚構新聞のような部活動の記事が出まくっていて、脳みそが追いつきません。追いつかないのはメディアも同じでしょうが。

 

さて、驚きました。

鉄製の鎖でしばり暴行 私立中バスケ部で上級生が下級生に 暴行された生徒は不登校に(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース

(前略)

学校によりますと、今月12日、福岡市内の私立中学校1年生の男子生徒がバスケ部の練習後、体育館の倉庫で上級生3人から鉄製の鎖で縛られ体や顔を平手で殴られたり、タオルで叩かれたりするなどの暴行を受けたということです。男子生徒は全身にあざができるなどのけがをして翌日から学校を欠席しています。

(下線などは筆者:後略)

この放送局は「暴行」と正しく報じていますが、カッコ付とは言え「いじめ」と表記しているメディアがあるのは残念でなりません。

しかし後日の報道によると、学校が県に報告したのはいじめの「重大事態」だそうで、暴行ではない。この辺りの認識が甘いと言わざるを得ません。

 

それにしても鎖で縛るとか、往年の女子プロレスラー、ダ〇プ松本とかブ〇中野がやっていたアレですよね。もしくはビー・バップ・ハイスクールですよ。(若い人は知らないか…。)

しかも、この被害生徒、この報道の一週間後の後追い報道でも不登校のままだということです。

この中学校は私立ということですから、退学処分が可能です。

第二十六条 校長及び教員が児童等に懲戒を加えるに当つては、児童等の心身の発達に応ずる等教育上必要な配慮をしなければならない。
 懲戒のうち、退学、停学及び訓告の処分は、校長(大学にあつては、学長の委任を受けた学部長を含む。)が行う。
 前項の退学は、市町村立の小学校、中学校(略)若しくは義務教育学校又は公立の特別支援学校に在学する学齢児童又は学齢生徒を除き、次の各号のいずれかに該当する児童等に対して行うことができる。
 性行不良で改善の見込がないと認められる者
 学力劣等で成業の見込がないと認められる者
 正当の理由がなくて出席常でない者
 学校の秩序を乱し、その他学生又は生徒としての本分に反した者

もちろん過去には義務教育での退学、停学の判例もあるのでしょうが、被害者が泣きをみるような結末になってはならないでしょう。保護者に1ミクロンでも良心が残っているのなら、自主退学をお勧めします。その学校にあなたのご子息を置く場所はないと考えて欲しいです。

 

付け加えるなら、部活さえやっていればどうにかなる、という風潮をそろそろ世間も含めて見直すべきでしょう。でないと、この手の事件はモグラたたきのようにいつまで経っても終わることはないでしょう。

 

 

今日は部活問題じゃないです

せっかくの休日ですが、ンなアホな!なニュースが飛び込んできたので。

 

1.弁当調達、校内で炊飯も 給食停止に教員奔走(共同通信) - Yahoo!ニュース

 広島市の食堂運営会社「ホーユー」が学校給食などの提供を突然停止した問題は、各地に大きな影響を及ぼしている。生徒の食事を確保しようと、教員らが弁当調達に奔走したり、校内で炊飯したり…。同社の給与が滞りながら、子どもの体を気遣い調理を続けるスタッフもいる。施設側は「安心して食べられる環境に戻したい」と願う。

もちろん民間企業ですから、利益のために動くに決まっているし、採算が取れなければ撤退するのもあたりまえ体操です。しかし、「突然」はダメでしょ。しかもこの会社

学校寮の朝昼晩の食事「明日から提供できない」突然連絡…教員自ら米を炊くなど対応(MBSニュース) - Yahoo!ニュース

 京都府南丹市にある京都府立農芸高校。9月7日は寮の食堂で食事が提供できず、学校が依頼した地元業者の弁当が生徒たちに配られました。

 学校の寮ではこれまで約100人の生徒の朝昼晩の食事の提供を広島市の業者「ホーユー」に委託していましたが、9月4日に突然、調理担当の従業員から「明日から食事が提供できない」と連絡が来たといいます。

寮のある学校までいきなり停止って…ヤバすぎでしょ。影響の大きさを考えているのなら、誠意のある対応をすべき。

 

で、何が問題かって、その影響で教員がメシを炊き、あるいは弁当を注文するという仕事が突然降ってわいたということですよ。様々なところで予算削減のための民間委託と言っていますが、マイナス面も考えた方がいいですね。(特に水道事業とか。)

 

2.

「電動キックボード」教員向けの研修会 安全利用方法を学校でも指導へ(ABA青森朝日放送) - Yahoo!ニュース

7月から道路交通法が改正され、特定小型電動機付自転車、このような電動キックボードなどが16歳以上であれば免許がなくても運転できるようになりました。

電動キックボードの安全利用を学校でも指導できるよう、教員を対象にした研修会が行われました。

まぁ予想されたことですよ。実際に法改正があったときに、文書が回ってきましたからね。しかし、そもそもこの電動キックボードについては、法改正自体に無理があったり不備が指摘されています。ゴリ押しでGOサインを出したとしか思えない節があります。そのゴリ押しついでに学校現場にも押し付けてきたわけですね。

 

本当に、こんなになんでもかんでも学校に押し付けていたら、誰かがツイートしていたように、少子化で子供がいなくなる前に教員のなり手の方がいなくなりますよ。

 

 

夏の残酷ショーが始まった #高校野球 はドームでやれ!

昨日8/5に三重県教育委員会が以下のような通知を出したことが一部で話題になりました。画期的!よくやった三重県!こんなのは文科省が出すべきだろ!との意見もSNS上で見られました。

三重県|学校教育活動における熱中症事故防止について

 三重県教育委員会では、他県で、中学生の死亡事案(熱中症疑い)が発生したことを受け、学校教育活動における熱中症事故防止について以下のとおり徹底することとしました。

 1 暑さ指数(WBGT)に基づいた対応
  (1)活動場所の暑さ指数(WBGT)が31°C以上の場合
     ⇒「運動は中止する」   
  (2)活動場所の暑さ指数(WBGT)が28°C以上31°C未満の場合
     ⇒「熱中症の危険性が高いため、激しい運動や体温が上昇しやすい運動は避け、必要に応じて運動は中止する」

確かに、今までの各通知と異なり「原則」の文字がありません。しかし(3)が残念です。

  (3)部活動における各種大会への参加
     ⇒「大会主催者の指示に従う

つまり、高野連高体連がやると言ったら何も言えないってことですよね。つまり「言いなり」。そんな中、部活動問題のラスボスと言える、夏の甲子園大会が始まってしまいました。こんなことは例年言われていますね。さすが東スポです。

【甲子園】説得力がない? NHKの中継「熱中症警戒アラート 兵庫」テロップの横で負傷者続出(東スポWEB) - Yahoo!ニュース

ハッキリ言ってクーリングタイムがなんぼのもんじゃいい?って思うわけです。そうこうしているうちに、初日の試合が始まりますが…

夏の甲子園 激闘の開幕戦3選手が足つり交代 監督、選手は酷暑対策クーリングタイムに感謝「サウナみたいに真っ赤で」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

 開幕戦では史上初のタイブレークの激闘。酷暑の中、両チームから計3選手が負傷交代したが、勝った土浦日大・小菅監督は「クーリングタイムが助かります」と、今大会から導入された暑さ対策に感謝した。

(中略)

 六回には土浦日大中堅手・香取が守備を終えたところでうずくまり、グラウンド上に倒れ込んだ。その後、歩くことができずに担架で運ばれた。小菅監督は「足がつった。けいれんです。つりぐせもあるので」と説明した。藤本には香取から「あとは頼んだ」と言葉もあったという。

 この試合では上田西・黒岩、中村の両外野手も足がつり途中交代となった。

表面温度が45℃とかおかしいでしょ?

普段暑い中、練習しまくっているのに1試合で3人足が攣るとか「つりぐせ」とか言っている場合ではないでしょ。監督と言えども所詮は他人事だと感じます。クーリングタイムを感謝とかこいている場合ではない。

 

野球応援だと吹奏楽が呼ばれたりします。ただ、本当にガチの吹奏楽部は絶対にこういう舞台には立ちません。なぜなら

甲子園出場校の吹奏楽部顧問たちが酷暑に悲鳴「今夏は鉄板で目玉焼きを作れるか実験する」(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

(前略)主役は球児たちなので、あまり意見をするつもりはないのですが……。応援席がどれだけ暑いか、鉄板を持って行き、太陽光で目玉焼きが作れるか実験しようと思っています(笑)。もちろん、焼け上がらなくても卵は無駄にせず、食べますよ」

(中略)

暑さもですが、楽器のダメージも凄まじい。直射日光を受けると、木管楽器は割れてしまうんです。ウチは県立高で甲子園常連校じゃないから、外で使える楽器を持っていない。外での楽器の取り扱いにも注意したいです。(続く)

もうね、吹奏楽が本当に好きなら、応援なんて断るべきなんです。だって、楽器が傷んだり壊れても、野球部の連中は責任取らないでしょ?そんな連中のために出向く必要はないんです。そんな環境でも行きたいのなら止めないですが、分かってて行くなら少なくとも楽器を大切にする人の姿勢ではない気がしますよ。

 

というわけで、夏の甲子園はダレトク?な大会なのが分かります。阪神球団と高野連、あとは朝日新聞社は力を合わせてドームに改修すべきです。特に高野連と朝日は今まで甲子園の残酷ショーで散々儲けているわけですから、還元した方がいいです。あとは「甲子園はこうでなくちゃ!」とエアコンの効いた部屋で左うちわの老人諸君も同罪ですから、しっかり年金を寄付して甲子園球場のドーム化に貢献してください。どこかに名前くらい彫ってもらえば墓碑銘代わりにはなるのではないでしょうか。

#熱中症 による死亡事故への対応

現在の日本の夏は、運動禁止ですの続きです。

部活動の女子中学生が熱中症疑いで死亡 米沢市教委が謝罪|NHK 山形県のニュース

教育委員会によりますと、おととい、学校は夏休みで午前8時半ごろから女子生徒は部活動に参加し、活動中は顧問の教員の指示でおよそ20分おきに、水分の補給をしていたということです。

そして、気温が上がってきたことから、予定されていた時間より1時間ほど早く終了し、女子生徒は午前10時半ごろに、自転車に乗って学校を出たということです。

女子生徒は体調不良を訴えるなど、変わった様子はなかったということです。

教育委員会は所属していた部活動などについて、詳細を明らかにしませんでした。

米沢市教育委員会の土屋宏教育長は「生徒の命を守ることができず、申し訳なく、おわび申し上げる。命を守る教育を徹底していく」と謝罪しました。

(前後略)

前記事で過激な感じで書いてしまいましたが、この会見内容が正しければ、部活動そのものは気温が高い以外は、常識の範囲で行なわれていたと言ってもよいのではないかと思います。また、顧問の1時間早く切り上げたという判断も適切だったのだろうと思います。

しかし、細かいことですが

【山形・米沢市】熱中症疑いで女子中学生死亡…校長会で「熱中症対応指針」の徹底指示(さくらんぼテレビ) - Yahoo!ニュース

市は30日午前、小中学校の校長を集めた臨時の会議を開き、ガイドラインの徹底を
指示した。

また、「暑さ指数」を参考に各学校判断としていた部活動を、熱中症警戒アラートが出ている場合は原則中止することにした

米沢市女子中学生熱中症疑いで死亡 市「熱中症アラート発表時は原則部活動中止に」(テレビユー山形) - Yahoo!ニュース

今回の事態を受け、第三中学校では来月2日まで部活動の中止が決まったほか、今後、熱中症警戒アラートが発表された場合、米沢市内の全中学校で、部活動を中止することを確認しました。

どちらの報道が正しいのでしょう。

適応力があるとはいえ、30℃を超える気温の中で運動をするのは尋常ではありません。それは屋内外問わずです。(屋内で空調があるなら別ですが)

 

また、この女子中学生の通学路はかなりの急坂のようで、気温急上昇の中の部活終わりにチャリで登るような坂ではないようです。つまり、練習を早く切り上げたとしても、その道すがらは既に気温が相当高くなっており、酷暑の中の練習後に自転車を漕いでいれば危険であったことは間違いありません。何とか彼女を救う手立てはなかったのだろうか、と思うばかりです。(きっと、その日は練習をしない、が最適解だったのでしょう。)

また、次の犠牲者を出さないためにも、真夏の部活動については止めていただきたいと思います。大会なんていう「ちっぽけなもの」のために命を失うのだとしたら、本当に馬鹿げていることを大人は知るべきです。

 

※追記※

部活中に「暑さ指数」測らず 熱中症疑い、女子中学生死亡(共同通信) - Yahoo!ニュース

 山形県米沢市教育委員会は30日、同市の女子中学生(13)が部活動からの帰宅中に熱中症の疑いで死亡した事案を巡り記者会見した。部活中は気温や湿度から算出する「暑さ指数」を測っていなかったと明らかにした。日本スポーツ協会の指針では、指数が高ければ「厳重警戒」「運動は原則中止」などとなっている。

さぁ、どうしますか。

現在の日本の夏は、運動禁止です

あえてタイトルには「原則」と入れませんでした。

一応、復習しておくと(何の?)暑さ指数(WBGT)31(気温が概ね35℃以上)の時は運動は「原則」中止となっています。(環境省ウェブサイト)この「原則」という一言が曲者です。現に、夏の高校野球中継(予選含む)のTV中継を見ていると「熱中症警戒アラートが出ています」的なテロップが出てきますが、何かのギャグかと思ってしまいます。

 

さて、今日は冗談にもならない事故が起こってしまいました。

山形 米沢 熱中症疑いで搬送の女子中学生が死亡 | NHK | 熱中症

28日に山形県米沢市の国道の脇で、13歳の女子中学生が熱中症と見られる症状で倒れているのが見つかり病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

(中略)

米沢市によりますと、倒れていたのは近くの中学校に通う1年生の女子生徒(13)で消防が駆けつけた時はヘルメットをつけたまま、自転車の横に熱中症と見られる症状で倒れていたということです。

まずはお悔やみを申し上げます。

 

見つかったのは午前11時、しかも部活を終えた「後」ということでした。ということは朝の早いうちから活動していたということでしょう。今どきは(私の勤務校もそうでうですが)8時~10時くらいで終えることもあるようです。

ちなみに山形県米沢市のこの日の最高気温は36℃(【山形/気象】米沢の女子中学生「熱中症」で意識不明…山形・米沢・高畠で猛暑日(さくらんぼテレビ) - Yahoo!ニュース)、間違いなく運動をしてはいけないような気温だったはずですし、実際に上記の熱中症警戒アラートが発令されていたのです。

(※追記:この時点ではアラートは発令されていなかったようです。お詫びして訂正いたします。)

かつては「(夏休みは)涼しいうちに勉強や宿題をしましょう」とか言われていましたが、今の日本に朝から涼しい場所などあるのでしょうか。

米沢市教育委員会は28日、市内の中学校に対して熱中症予防の注意喚起を行ったという。」(熱中症か 女子中学生が意識不明の状態で搬送 部活後の帰宅途中 山形・米沢市(YBC山形放送) - Yahoo!ニュースより)いやいやいや、この注意喚起ってこの女子中学生が搬送されたからでしょうか?

この女子中学生のニュースは、結構早い時間からTwitterに流れており、心配されていましたが、最悪の事態となってしまいました。

 

熱中症に関しては、拙ブログ(#部活だけ教員 に嫌な目に遭っている生徒&保護者さん、訴えましょう!どうしてもやりたいのか #部活 を?真夏だぞ?)で7年以上前から訴えていますし、環境省などももっと前から訴えています。実際に被害者も出ています。にも関わらず、高校野球をはじめとした部活動などの大会は真夏の「原則」運動禁止の時期に行われ続けていて、変える気はなさそうです。一体、未来ある子供の命を何人分奪ったら気が済むのでしょうか。

 

米沢市教育委員会は明日30日に記者会見を開くということですが、一体何を話す気なのでしょうか。形だけの注意喚起をしたから悪くはない、女子中学生は気の毒ですが、程度のことしか言えないのだろうと予測します。そして、各校に引き続き注意喚起をする通知を出すってことでお茶を濁すのでしょう。ムカつきますが、そういう意味で明日の記者会見の内容は注目です。

 

部活の被害者になった女子中学生の保護者におかれましては、必ずやこの顧問をはじめとした関係者を訴えてください。司法には良心的な判決(=厳罰)を求めます。徹底的に顧問や校長を法的に叩きのめし、二度と「部活」という言葉を見聞きするのも堪えられないくらいに追い込んで欲しいと思います。こんなのは部活という名の殺人罪です。

 

#熱中症 による死亡事故への対応に続く